Netflixドラマ『ザ・クラウン 』激動の時代を生きる、王室メンバー達の人間模様がおもしろい!シーズン3の見どころをチェック♪

出典:https://www.rottentomatoes.com/

本年度の第73回エミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優勝など主要6部門を総なめにした、Netflixオリジナル・ドラマ『ザ・クラウン』。激動の1960年代~1970年代を舞台に、揺れる王室とイギリス政府を描いて見応えたっぷり。シーズン3の見どころを、ネタバレなしでチェック!(シーズン3のネタバレはありませんが、シーズン1&2のネタバレを多少含むのでまだ視聴されていない方はご注意を。)


『ザ・クラウン 』シーズン3概要

製作・配給:Netflix
配信日:2019年11月17日
ジャンル:ヒューマン・ドラマ、王室ドラマ
製作国:イギリス
話数:全10話、1話約55分
日本語吹き替え:あり

『ザ・クラウン 』シーズン3あらすじ

ハロルド・ウィルソンが新首相になり、エリザベスは最初はウィルソン首相のことが好きになれなかったが次第に彼の声に耳を傾けるようになる。

チャーチル元首相が死去し、王室関係者にKGBのスパイがいることが判明するなど王室内が大いに揺れることに。

マーガレットとアンソニーはアメリカへ旅行に行き、アメリカ国民を魅了し外交も成功させるが結婚生活は破綻していた。

ポンドの価値が下がりマウントバッテン卿がクーデターを計画し、炭鉱事故や炭鉱ストの対応でイギリス王室への批判が高まっていく。

成長したチャールズ皇太子は叙任式でウェールズ語のスピーチをするため、ウェールズの大学に一学期通って勉強することになる。

シーズン2のキャスト&レビューはこちら ↓

『ザ・クラウン 』シーズン3感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア86% 視聴者スコア90%
IMDb:8.6(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

シーズン3は王室メンバーの人間模様に加え、3度の内閣交代、多くの死者を出した炭鉱事故、クーデター計画、炭鉱ストなど不安定なイギリス政府の内幕も描かれ見応えがありました。

シーズン1&2ではまだ子供だった、チャールズ皇太子とアン王女が大人に成長。チャールズ皇太子とカミラ・シャンドとのなれそめも描かれ、チャールズ皇太子にフォーカスした物語がおもしろかったです。

シーズン3からは年齢に合わせて、女王やフィリップ殿下など俳優達が総入れ替えになったのも新鮮でした。『ザ・クラウン 』を観ているとますます王室への興味が湧いて、イッキ見してしまいました♪


『ザ・クラウン 』シーズン3の新キャスト

シーズン3からは1960年代が舞台になり、年齢に合わせて演じる俳優も総入れ替え。シーズン1&2では子供だったチャールズ皇太子とアン王女も大人に成長して、物語に大きく関わっていきます。

エリザベス2世(オリヴィア・コールマン)

激動の1960年代~1970年代に不安定なイギリス政府や王室スキャンダルで揺れる中、王室の在り方について考えることになる。

エディンバラ公フィリップ殿下(トビアス・メンジーズ)

アテネの動乱から逃れてきた母親がバッキンガム宮殿に戻ってきたことで、母親との関係をやり直し失っていた信仰心を取り戻していく。

マーガレット王女(ヘレナ・ボナム=カーター)

夫アンソニーとアメリカ旅行へ行きアメリカ国民を魅了するが、アンソニーとの結婚生活に悩み精神的に不安定になっていく。

アンソニー・アームストロング=ジョーンズ(ベン・ダニエルズ)

他に愛人を作り家族を顧みない身勝手な性格ながら、人たらしで王室メンバーに味方が多くマーガレットの反感を買う。

エドワード8世、ウィンザー公爵(デレク・ジャコビ)

女王にイギリス入国を拒否されイギリスに二度と戻れなくなった後病に倒れてしまうが、チャールズ皇太子と文通を通じて心を通わせる。

チャールズ皇太子(ジョシュ・オコーナー)

叙任式のウェールズ語のスピーチに備え、一学期ウェールズの大学で学ぶことになる。講師の先生に恵まれ、人間的に成長することに。

アン王女(エリン・ドハティ)

間接的にチャールズ皇太子とカミラが、付き合うきっかけを作ることになる。頭がよくあざとい策士的なところがあり、落ちた王室の評判を見事な手腕で復活させる。

カミラ・シャンド(エメラルド・フェネル)

チャールズ皇太子の恋人だったが、周りに反対される。特にマウントバッテン卿に、カミラは妻としてふさわしくないと諭されてしまう。



『ザ・クラウン 』シーズン3の見どころ

チャールズ皇太子の物語

出典:https://thecrowntv.com/

シーズン3では成長したチャールズ皇太子の物語が見どころ。カミラ・シャンドとのなれそめも描かれて、そうだったのね~、と興味津々。

ウェールズの大学でウェールズ語を学ぶエピソードが印象的で、講師の先生との絆やウェールズと自分を重ね合わせていくところも興味深かったです。

チャールズ皇太子に焦点を当てた第6話と第8話がすごくよくて、個人的にシーズン3のベスト・エピソードでした。ウェールズとイギリスの関係も分かって、本作は歴史の勉強になるのも魅力のひとつ。

王室から厄介者扱いされているウィンザー公爵とチャールズの関係も素敵で、疎外感を感じて育ったチャールズの人間像をしっかりと描きこんでいます。



マーガレット王女の結婚生活

シーズン2で写真家のアンソニーと結婚したマーガレット王女ですが、シーズン3では二人の結婚生活にもフォーカスしています。

浮気し放題のアンソニーとの結婚生活に悩み、精神的に不安定になっていくマーガレット。こいつとの結婚は絶対やめとけよ~、というタイプの男性を選んだマーガレットですが、結果はさもありなん…。

いつもマーガレットに振り回されるエリザベスが気の毒ですが、マーガレットの結婚問題で姉妹の絆に改めて気付く二人の姉妹愛が素敵です。

 

フィリップ&母親

 

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子供の頃に母親と離れ離れになったフィリップ殿下は、母親について複雑な感情を抱いています。アテネの修道院で修道女をしている母親がバッキンガム宮殿へ戻ってくることになり、最初は受け入れることができません。

フィリップと母親が次第に関係を取り戻していく過程と、信仰心を失ったフィリップが修道女の母親から影響を受け再び信仰を取り戻していくところも見どころです。

揺れるイギリス政府

シーズン3は激動の1960年代~1970年代が舞台になっていて、KGBのスパイ問題、ポンドの暴落、炭鉱スト、度重なる政権交代など、イギリス全体が大きく揺れます。

直接政治には関わらない王室ですが、世の中が不安定になると血税を使って贅沢する王室に不満の声が挙がることに。

確かに国民は必至で働いているのに、その血税でヨット、別荘、サラブレッドにお金を注ぎ込んで贅沢する王室って何なんだろう?と疑問が湧くのも何だか分かる気が…。

時代の動きに大きく左右されるイギリス王室の存在についても、改めて考えさせられます。

『ザ・クラウン』シーズン3のネット上での評判は?

『ザ・クラウン』シーズン3まとめ

シーズン3も見応えあって、本当におもしろかった!揺れるイギリス政府と王室メンバーの人間模様を上手く絡めながら物語が進み、成長したチャールズ皇太子の物語も興味深かったです。

それに女王が飼ってるコーギー達が可愛いんですよね♡エミー賞を総なめしたのも分かる骨太なヒューマン・ドラマで、絶対に観てほしいおすすめドラマです。

 

 

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