Netflixドラマ『ナイト・エージェント』下っ端FBI捜査官がホワイトハウスの陰謀に挑む!スリリングな展開のスリラー・ドラマ

出典元:https://www.heavenofhorror.com/

マシュー・クアーク原作の小説を基にドラマ化したアクション・スリラー。『ザ・シールド』『S.W.A.T.』のショーン・ライアン製作の注目作です。ホワイトハウスの地下室で勤務する下っ端FBI捜査官が、大きな陰謀に巻き込まれていくスリリングな展開が見逃せない!本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビューします♪



『ナイト・エージェント』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2023年3月23日
ジャンル:サスペンス、ミステリー、アクション
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約45~50分
日本語吹き替え:なし

『ナイト・エージェント』あらすじ

FBI捜査官のピーター・サザーランドは、ある日乗り合わせた地下鉄で爆破テロに遭遇する。

ピーターの活躍で犠牲者は少なかったものの、1年後ホワイトハウスの地下にある電話番「ナイト・アクション」の任務を命じられる。

ピーターがナイト・アクション勤務中、ローズという女性から助けてほしいと電話がありピーターは現場へ向かう。

ローズは思いがけず自分の叔母であるキャンベル夫妻の事件に巻き込まれ、大統領首席補佐官のダイアン・ファーはピーターにローズを護衛するよう命じる。

ピーターとローズががキャンベル夫妻について調査中に、副大統領の娘マディが誘拐されてしまう。調査を進めるうちに、二人はホワイトハウスに裏切り者がいるのではと疑い大きな陰謀に巻き込まれていく。

『ナイト・エージェント』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家 77% 視聴者スコア77%
IMDb:7.6(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★☆☆☆

めちゃくちゃおもしろくて、イッキ見してしまいました。複数の事件が次第につながっていくストーリーが見応えがあったし、テンポのいいアクション満載の展開で最後まで飽きさせません。

FBIやCIAが絡むストーリーは複雑で分かりにくいことがありますが、本作はいろいろな事件が起きつつも全体的にシンプルにまとまっていて見やすかったと思います。

ホワイトハウスの誰が裏切り者なのか?という点も、二転三転するストーリーで視聴者をうまく惑わします。物語の軸がしっかりしていたし、付線をすべてきれいに回収してすっきりと終わったのもよかったです。

最終話ですべて事件は解決しますが、シリーズ化できそうな内容だしぜひシーズン2へ更新してほしいなと思います。

筆者は主役を演じるガブリエル・バッソは全然知らなかったのですが、レッサーパンダ顔のキュート系イケメンでこれから人気が出そうですね。

Netflixの『ザ・リクルート』系のテンポのいいアクションドラマや、スリラー・ドラマが好きな方におすすめです。


『ナイト・エージェント』キャスト

ピーター・サザーランド(ガブリエル・バッソ)

ホワイトハウスの地下室で、電話番を務めるFBI捜査官。過去に父親が汚名を着せられ、事故死したことがトラウマになっている。

ローズ・ラーキン(ルシアン・ブキャナン)

シリコンバレーで起業するが友人に裏切られ、全てを失ってしまう。叔母の家に滞在中に事件に巻き込まれ、殺し屋に追われることになる。

ダイアン・ファー(ホン・チャウ)

大統領の首席補佐官。地下鉄爆破事件に巻き込まれたピーターを、ホワイトハウスのナイト・アクションにリクルートする。

ジェイミー・ホーキンス(ロバート・パトリック)

FBIの副長官。地下鉄爆破事件を捜査するが事件は未解決で、独自に調査を進めている。

レッドフィールド副大統領(Christopher Shyer)

アメリカ合衆国の副大統領。過去に妻と次女を亡くし、一人娘のマディとの関係はうまくいっていない。

マディ・レッドフィールド(サラ・ダグデイル)

副大統領の娘で、大学でアートを専攻している。シークレット・サービスの護衛に嫌気が指しており、副大統領の父親を避けている。

チェルシー・アリントン(フローラ・エヴァンス・アキンボラ)

副大統領の娘マギーの護衛。マギーと仲が良く、彼女の信頼を得ている。

エリック・モンクス(D・B・ウッドサイド)

過去に大統領の命を救うが、大怪我をしたことで鎮痛剤の依存症になってしまう。副大統領の娘の護衛を命じられ、アリントンとコンビを組むことになる。

エレン(イヴ・ハーロウ)

一連の事件に関わる工作員の一人。殺し屋業に疲れを感じ、定住して落ち着きたいと思っている。

デール(フェニックス・ライ)

エレンの相棒の工作員で恋人。命令に忠実に従う、冷酷なプロの殺し屋。

 

『ナイト・エージェント』見どころ・解説・考察

スリリングなアクション・スリラー

本作はマシュー・クアーク原作の小説「ナイト・エージェント」を基に製作されています。

地下鉄テロ事件に巻き込まれたFBI捜査官がナイト・アクションと呼ばれる電話番に左遷され、一本の電話を受けたことから陰謀に巻き込まれていくスリリングなアクション・スリラーです。

地下鉄テロ事件、キャンベル夫妻の事件、副大統領の娘の誘拐事件という3つの事件を軸に、誰が裏切り者なのか、テロ事件の目的、犯人、キャンベル夫妻の秘密といった謎を解き明かしていく展開がおもしろい!

先の読めないストーリーと迫力満点のアクション満載で、飽きることなく最後まで楽しめます。

ピーター&ローズのコンビ


地下鉄テロ事件のせいでキャリアに傷がついてしまったピーターが、配属されたナイト・アクションで受けた一本の電話で、思いもよらぬ陰謀に巻き込まれる展開です。

ピーターにSOSを求めたローズは、シリコンバレーでサイバーセキュリティの会社を起業した過去がありITにめっぽう強い。

アクション担当のピーターとIT担当のローズがタッグを組んで、ホワイトハウスに絡む陰謀に挑んでいきます。

ひたすらローズを守るピーターもカッコいいのですが、ローズもすごく勇気があり逆にピーターがピンチを救われることもしょっちゅうです。

守られるだけではない強いローズがカッコよく、FBIの下っ端捜査官とハイテク企業の若きCEOというコンビの活躍が大きな見どころになっています。


誰が裏切り者?

一連の事件には陰で操る裏切り者が存在するのですが、登場する人がみんな怪しくて誰が裏切り者なのか分かりません。

コイツが怪しい!と思っても、あれ?違うのか…という、二転三転するストーリーに視聴者は翻弄されてしまうはず。

実によくできたストーリーで、こじつけ感もなく自然にすべての事件とそれぞれの思惑が繋がっているのが見事でした。本格的なスリラーが好きな方も楽しめる内容で、予測不可能な展開にハラハラしっぱなしです。

注目株のガブリエル・バッソ

主役のピーターを演じるガブリエル・バッソは、本作で一躍脚光を浴びそうな注目株です。筆者も全然知らない俳優だったのですが、調べてみると子役から俳優業をスタートさせたキャリアの持ち主です。

これまで小さな役が多かったようですが、本作のオーディションを勝ち抜いて主役をゲット。183センチの身長にレッサーパンダ顔のキュート系イケメンで、これからの活躍に期待できそうですね♪

ショーランナーのショーン・ライアンは、最初のオーディションでガブリエルを見た時、がっつり顎ひげを生やしていてFBI捜査官に見えないとスルーしてしまったそうです。

1日に50〜60人のオーディションをしてもピーター役が決まらず難航してたところ、キャスティング担当者にもう一度既にオーディションした数人を見てみたらと勧められ、そのなかにガブリエルがいたとのこと。

再度のオーディションでガブリエルの演技がよかったため、ピーター役に決定したのだとか。誰かに何か言われたのか、二度目のオーディションでガブリエルは顎ひげを剃っていたそうです(笑)。

シーズン2への更新が決定!

配信されたばかりの『ナイト・エージェント』が、シーズン2へ早くも更新されました!

地味な印象だったにも関わらず、なんと配信から1週間でNetflix英語番組の視聴率ランキングでナンバーワンを獲得という大ヒットを記録。

Netflixの新作ドラマの初週視聴時間で『ウェンズデー』に次ぐ記録となり、思わぬ大ヒットにNetflixは早くもシーズン2への更新を決定しました。

配信前の注目度はそこまで高くなかった印象だったので、Netflixも驚きの結果だったのではないでしょうか。

作品のおもしろさが評判を呼んだ結果と言えて、確かにめちゃくちゃおもしろかったので納得の結果と言えるでしょう。

注目度が低く無名の俳優が多い作品でも、きちんと作品のおもしろさとクオリティが評価されるのはうれしいことです。

Netflixの公式Twitterではシーズン2は2024年公開となっているので、来年に次シーズンが観られるのはうれしい限り。今回の大ヒットを受けて、主演のガブリエル・バッソはキャリアが大躍進しそうですね♪

シーズン2ではあのキャラは登場しない?

ショーランナーのショーン・ライアンはシーズン1の主要キャラクターだったダイアン・ファーが、シーズン2に登場する可能性は低いことを明らかにしました。

ライアンはダイアンのストーリーはシーズン1で完全に語られたと考えており、シーズン2ではシーズン1のキャラクターをあまり呼び戻さないかもしれないと語っています。

シーズン1のキャラクターが将来的に戻ってくる可能性はあるが、登場時ほど大きな役割は果たせないかもしれないと説明しています。ピーターを助けて大活躍したローズが、次シーズンで出演するのか気になるところです。

Netflixの歴代視聴率トップ10にランクイン!

『ナイト・エージェント』わずか3週間で、Netflixで最も視聴されている番組のひとつとなりました。放送開始からわずか3週間で、Netflixの英語版テレビ番組のトップ10にランクインし、トップ10リストの9位を獲得。

3月23日に放送されて以来、5億1557万時間の視聴と6200万以上の総視聴数を記録しています。

ちなみにNetflixの歴代視聴率トップ1位は『ストレンジャー・シングス シーズン4』、2位が『ウェンズデー』、3位が『ダーマ―』となっています。

『ナイト・エージェント』のネット上での評判は?

『ナイト・エージェント』まとめ

スリリングなストーリーとテンポのいい展開で、すごくおもしろくてかなり満足しました。迫力のあるアクション満載で、最後まで飽きることなくイッキ見できること間違いなし。

Netflixの『ザ・リクルート』系のドラマが好きな方にぜひおすすめで、Netflixに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

 

 

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