NYでストリートファッションのブランドを立ち上げる、二人の青年の奮闘を描いた痛快コメディ。NYのサブカルチャーをクールに描いて、イッキ見してしまうおもしろさ。シーズン1&2のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレなしで紹介します♪
『アメリカで成功する方法』概要
制作年:2010~2011年
ジャンル:コメディ、起業、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
制作:マーク・ウォルバーグ、スティーヴン・レヴィンソン他
話数:シーズン1全8話、シーズン2全8話、1話約30分
日本語吹き替え:なし
『アメリカで成功する方法』あらすじ
ベンとキャムは自分たちのファッション・ブランド「Crisp」を立ち上げようと、キャムのいとこで刑務所上がりのレネから借金をして元手を作る。
70年代風のヴィンテージをイメージしたデニムを売り出そうとするが、なかなかうまくいかない。ベンの同級生でヘッジファンドで成功したキャプランと再会し、キャプランからも出資してもらう。
日本のブランドがベンのデザインしたTシャツを気に入り、そこから二人のブランドは一歩踏み出していく。
レネもエナジードリンク「ラスタ・モンスタ」を全米で売り出そうと奮闘するが、トラブル続出となってしまう。
『アメリカで成功する方法』感想&評価
IMDb:7.9(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★★☆
めちゃくちゃおもしろくて、シーズン1&2を続けてイッキ見してしまいました。自分の好みドストライクで、こういうドラマをもっと観たい!と観終わった後はしばし余韻に浸ってしまったほど。
ベンとキャムのブランド立ち上げの話以外にも、二人の恋愛模様やキャムのいとこのレネのエナジードリンクのビジネスが絡んでいくストーリーが最高です!
サブカルチャーを描くストリート感覚が新鮮で、ありがちなニューヨークのきらきらライフ・ストーリーでないのが逆におもしろい。
うまくいきかけたと思ったらトラブル続出で、それでも地道に少しずつステップアップしていく姿に共感してしまいます。
30代目前の最後のチャンスにかける、ちょっと遅めの青春ドラマとも取れるドラマ。雰囲気が『アントラージュ★オレたちのハリウッド』に似てると思ったら、アントラージュ』を手掛けたマーク・ウォルバーグが制作していると知って納得!
『アントラージュ』のNY版起業ドラマと言ったら分かりやすいかもしれません。超おもしろくてクールな海外ドラマを教えて!と聞かれたら、イチオシしたい超おすすめドラマです。
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『アメリカで成功する方法』キャスト
ベン・エプスタイン(ブライアン・グリーンバーグ)
デザインが得意で、ファッション・ブランド「Crisp」を親友のキャムと一緒に立ち上げる。元恋人のレイチェルにまだ未練がある。
キャム・カルデロン(ヴィクター・ラサック)
ベンの親友で、ドミニカからの移民。口が上手く交渉術に長けているが、行き当たりばったりの性格。
レイチェル・チャップマン(レイク・ベル)
ベンの元恋人で、今もベンとよく会っている。空間デザインの会社で働いているが、まだ自分の本当にやりたいことが見つからない。
デヴィッド・キャプラン(エディ・ケイ・トーマス)
ベンの学生時代の同級生。ヘッジファンドの会社を経営して大成功しているが、友人の少ない寂しがり屋。
ドミンゴ・ブラウン(キッド・カディ)
ベンとキャムの友人。犬の散歩代行やマリファナ販売をしながら、気楽に暮らしている。
レネ・カルデロン(ルイス・ガスマン)
キャムのいとこで刑務所上がり。エナジードリンク「ラスタ・モンスタ」を売り出そうと奮闘する。
ジュディ(マルガリータ・レヴィエヴァ)
仕入れ問屋の店員。ヴィンテージTシャツを探していたベンと知り合い、親しくなっていく。
ダレン(ジェイソン・ペンダーグラフト)
レイチェルの恋人。ホテル業で成功していて、レイチェルとの将来を真剣に考えている。
イーディ・ウェイツ(マーサ・プリンプトン)
レイチェルの上司。空間デザインの会社を経営しており、公私共にレイチェルの相談にのってくれるよき上司。
『アメリカで成功する方法』見どころ&解説
超おもしろい痛快起業コメディ
『アメリカで成功する方法』は主人公のベンとキャムが、自分たちのファッション・ブランド「Crisp」を立ち上げようとする痛快起業コメディです。
タイトルは「成功する方法」なのですが、もちろん全然うまくいかないところがおもしろいわけです(笑)。こんなやり方で起業できるのか?というくらい、二人とも知識に欠けていて見ているこっちは終始ひやひや…。
そこは二人の持ち前のバイタリティとトークスキルで、ネットワークを広げていきます。うまくいきかけたと思ったらトラブル続出でつまづいてしまうものの、地道にステップアップしてチャンスを掴んでいく展開がおもしろい。
30代を目前にまだ何も手にしていないベンとキャムが、これだけは絶対に成功させる!と食いついていく姿に共感してしまうはず。
起業をテーマにした海外ドラマはITやビジネス系のものが多いため、ファッションブランドの立ち上げというのも新鮮でした。
NYのサブカルチャーがかっこいい!
ニューヨークを舞台にした海外ドラマはハイファッションに身を包み、おしゃれなバーに行き高級マンションに住むなど、ハイエンドな設定のものが多い。
本作はぎりぎりの生活をしながら成功を夢見る若者たちが主役なので、常にストリート目線で描かれています。ニューヨークのサブカルチャーをこれでもか、 と盛り込んだ構成がおしゃれでかっこいい!
ベン、キャム、レイチェルの着こなす、お金はかけていないけれどセンス抜群の着こなしにも注目です。
写真をコラージュしたようなオープニングをはじめ、ドラマ全体がNYのサブカルへのオマージュが満載で全てがおしゃれでクール。
筆者は『アントラージュ★オレたちのハリウッド』や、映画『スウィンガーズ』を彷彿とさせる作風にすっかりハマってしまいました。
ベンとレイチェルの恋愛事情
ブランドの起業物語と並行して描かれるのが、ベンとレイチェルの恋愛事情。ベンは元恋人のレイチェルとことあるごとに顔を合わせるため、二人ともなかなかお互いへの想いが吹っ切れません。
レイチェルは真剣に交際している恋人がいて、ベンはカジュアルな付き合いの人が数人いたりとお互い付き合う相手に苦労していないのですが(笑)。二人のくっついたり離れたりの腐れ縁が、どうなっていくのかにも注目です。
レネのエナジードリンク・ビジネス
ベンとキャムのファッションブランドの話に、絶妙に絡んでくるのがキャムのいとこのレネのエナジードリンクのビジネスです。
レネは刑務所上がりで今度こそは堅気になろうと、ドリンクビジネスにかけますが起業の志がチンピラレベル(笑)。どこから見ても胡散臭いおっちゃん達が、ドリンク販売に奮闘する姿がおもしろ過ぎる。
一度染みついたチンピラ気質がなかなか抜けず、話が思ってもいない方向へ転がっていくのに笑ってしまいます。
このあたりのストリート感覚がまたよくて、その他に登場するサブプロットが二つのビジネスに絶妙に関わってくるなど、本当にストーリーがおもしろい!
コメディだからと侮るなかれと言いたくなる、実によくできたドラマで筆者大絶賛です。
日本びいきなドラマ
本作を観てうれしかったのが、すごく日本びいきだったこと。ベンとキャムのブランドはクオリティにこだわりを持っているため、素材やデザインなど日本のブランドに影響を受けています。
ファッション以外でもドラマ全体で日本のカルチャーに言及していて、とにかく日本びいき。
二人がビジネスの足掛かりを作るのも日本のブランドがきっかけだったりと、日本を思いっきりひいきした設定は日本人としてはうれしい限り♪
『アメリカで成功する方法』』まとめ
自分の好みドストライクで、めちゃくちゃハマってしまいました。ベンとキャムがブランドを成功させようと頑張る姿に共感したし、恋愛模様をはじめサブストーリーも本当によくできていて見応えたっぷり。
テンポのいいおもしろい海外ドラマを観たい方におすすめで、U-NEXTに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪
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