日本での海外ドラマブームの火付け役といっても過言ではないプリズン・ブレイク。シーズン1~5を通して、たくさんの魅力的なキャラクターが登場しました。その中でもプリズン・ブレイクの劇中で亡くなったのがショックだった登場人物TOP10を、独断と偏見で紹介します!
プリズン・ブレイク
プリズン・ブレイクは2005年~2009年に、シーズン4まで放映された大人気海外ドラマ。アメリカだけでなく世界中で大ヒットを記録して、日本では24-TWENTY FOUR-やLOSTと共に、海外ドラマブームの先駆者として一時代を築いたドラマです。
2017年には待望のシーズン5が復活してファンを大喜びさせました。残念ながら主演のマイケル・スコフィールド役のウェントワース・ミラーがプリズン・ブレイク降板を発表して、シーズン6への期待を高めていたファンをがっかりさせたばかり。シーズン1~5まで数多くのキャラクターが登場しましたが、その中でも劇中で亡くなってショックだった登場人物をランキングで紹介します!
10位:アルド・バローズ/マイケルとリンカーンの父親(アンソニー・ジョン・デニソン)
リンカーンが刑務所に投獄され死刑宣告を受ける原因になったのが、秘密組織「カンパニー」の元重役でリンカーンとマイケルの父親。シーズン1でリンカーンが電気椅子送りになる場面に現れ、数十年ぶりにリンカーンと再会します。
父親のせいでリンカーンとマイケルはとんでもない大きな陰謀に巻き込まれてしまうことになり、二人とも複雑な心境ながら父親のをことをもっと知りたいと願います。
逃亡劇の最中に初めて親子らしい時間を1日だけ過ごすことができたのも束の間、マイケル達を執拗に追うFBI捜査官のマホーンに銃で撃たれて帰らぬ人に。やっと息子達と過ごせる時間が持てた矢先に亡くなってしまい、もう少しマイケルとリンカーンと一緒に過ごす時間があればよかったのに、と悔やまれてなりませんでした。
9位:クリスティーナ・スコフィールド/マイケルとリンカーンの母親(キャスリーン・クインラン)
シーズン4でマイケルとリンカーンは、亡くなっていたと思っていた母親が生きていると知ります。母親のクリスティーナは組織でクランツ将軍を暗殺してトップに立つことを目論み、スキュラを売って金儲けをしようとしている人物。
マイケルとリンカーンは実は血がつながっていないことが判明し、リンカーンを嫌うクリスティーナはリンカーンにそのことを直接告げて銃で撃ち瀕死の重傷を負わすという非情な女。
本当にマイケルの母親?と驚くくらい性格が悪く、マイケルとの一騎打ちの場面でなんとサラによって銃殺されます。さんざん嫌な思いをさせられただけに、ここはマイケルに敵を討ってほしかったというのが正直なところ。亡くなってショックだったというより、サラではなくマイケルに敵討ちして欲しくてショックでした。
8位:デヴィッド・マーティン (オーガスタス・プリュー)
シーズン5で登場する、イエメンのオギュギア刑務所に収監されている囚人で通称ウィップ。マイケルと同房で一緒に脱獄を計画し、右腕として協力しています。天涯孤独の身でマイケルのことを兄のように慕っており、突然救出に現れた兄のリンカーンに嫉妬する面も。
マイケルに利き手と呼ばれるウィップはなぜマイケルがこんなに彼にこだわるのかと謎でしたが、なんとティーバッグの息子だったとうことが判明!思ってもみなかったまさかの展開に、びっくりして声を上げた視聴者も多かったのではないでしょうか。親子と分かってお互いぎこちないながらも、少しずつ距離を縮めていく二人。息子の前で照れくさいのか、いつになくしおらしいティーバッグが一瞬可愛く見えてしまいました。
そんな幸せもつかの間に、ウィップはティーバッグの目の前でポセイドンの手下に殺されてしまいます。やっと親子水入らずの時間が持てたのに…と残念でなりませんでした。愛するリンカーンやサラ、息子と離れ離れの間、マイケルの孤独を埋めてくれたウィップ。ここで死なずに、ティーバッグと仲良く暮らしてほしかったなというのが本音です。
7位:トゥイーナー(レイン・ギャリソン)
刑務所収監中にベリックのスパイとして働いていたトゥイナーですが、上手くマイケル達の仲間にしてもらい脱獄します。逃亡中に大学のキャンパスに入り込み、学生になりすまして500万ドルが埋められているユタ州になんなく移動します。
ユタ州でマイケル達と合流し使い走りに行ったところ、マホーンに捕まってしまいマイケル達の居場所を教えるように追いつめられることに。ダブルK牧場の跡地に建てらた家のガレージで、500万ドルを見つけるべく穴掘りをしていたマイケル達。
トゥイーナーはマイケル達がいる家ではなく、ユタ州まで車で乗せてくれたデボラの家へとマホーンを案内して上手く欺きます。一本取られたマホーンの顔を見てしてやったりのトゥイーナーでしたが、マホーンの怒りを買って移送中にひと気のないところで射殺されてしまします。
決して口を割らずマイケル達を守り男気を見せたトゥイーナーですが、完全にマホーンの逆恨みで殺されてしまうことに。軽犯罪でフォックスリバーに収監されていただけに、この結末は可哀想な気がしてなりません。
6位:猫のマリリン
ウエストモアランドが飼っている猫で、彼の胸元にすっぽり収まっている姿が何とも愛くるしい。刑務所で起こった暴動中に逃げてしまい一時行方不明になっていまいますが、マイケルが保護して無事ウエストモアランドの元に帰ります。
暴動中に人質になっていた看守のボブをティーバッグが刺殺する事件が起こり、看守のベリックがウエストモアランドに犯人を教えるように迫ります。ウエストモアランドがそれを拒否した後、自分の房に戻るとマリリンの亡骸がベッドに横たわっていました。この瞬間、思わず悲鳴を上げてしまった視聴者も多かったはず…。
ウエストモアランドは、ボブ殺しの犯人を教えなかった腹いせにベリックがマリリンを殺したと思います。看守の休憩室で火事を起こして欲しいとマイケルから事前に頼まれていたウエストモアランドは、ベリックを犯人に仕立てるように細工して放火して復讐します。
エピソードでは、誰がマリリンを殺したのかは明確にされていません。ウエストモアランドはベリックが犯人だと思い復讐しますが、ティーバッグがウエストモアランドにボブ殺しの犯人を言わないようにマリリンを見せしめで殺した、ということもありえるかも。囚人たちのいざこざに巻き込まれたマリリンが不憫でなりません。
5位:ウエストモアランド/D.B.クーパー(ミューズ・ワトソン)
盗難車による轢殺でフォックスリバー刑務所に収監され、あと刑期が60年残っている老人。年配で落ち着いたウエストモアランドにマイケルも心を許し、色々と相談する仲に。
温厚な人柄とは裏腹に、実は伝説の強盗D.B.クーパーで500万ドルを隠し持っているという裏の顔があることが判明します。癌を患い余命わずかの娘に会うために脱獄を決意するも、脱獄前に負った傷が原因で帰らぬ人に。
脱獄前に今このタイミングで言う!?というところでマイケル達に隠した500万ドルの隠し場所を教えてしまい、マイケル以外のメンバーも500万ドルの隠し場所を知ることに。
これがシーズン2への大きな伏線となって、シーズン2を通じでフォックスリバー8が500万ドル奪脱戦を繰り広げることに。ウエストモアランドの残した大きな置き土産に、メンバー全員振り回されてしまいます。
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4位:ジェームス・ウィスラー(クリス・ヴァンス)
シーズン3で登場する、SONA刑務所に収監されているオーストラリア人。マイケルはカンパニーにLJとサラを人質に捕られ、ジェームス・ウィスラーを脱獄させるように命令されて仕方なく従うことになります。
ウィスラーはカンパニーが欲しがる情報を握っているチャーター船の船長ということになっていますが、はっきりとした素性が分からない謎の人物です。ウィスラーはカンパニーが保持しているスキュラという秘密が記録されているデータカードを入手するべく、活動していることが判明します。
シーズン3のキーパーソンで出ずっぱりだったウィスラー。彼がどういう目的で動いているのかなかなか説明されずに謎が多かったため、シーズン4でも暗躍するのではと思った矢先に射殺されていました。せっかく脱獄してこれから、という時にあっけなく死んでしまったので拍子抜けしてしまった感じです。
3位:ベロニカ・ドノバン(ロビン・タニー)
シーズン1からメインキャラクターとして登場する、リンカーンの元恋人で弁護士。マイケルが銀行強盗をして逮捕されたときの弁護を担当し、リンカーンの無実を信じて死刑執行を阻止しようと奔走します。
正義感が強く、リンカーンを助けるために危険も顧みないかっこいい女性。婚約者がいたものの上手くいかずに別れてしまい、リンカーン救出に追力していくうちに再びいい雰囲気に。
シーズン1のプリズン・ブレイクの登場人物の中でも存在感が光っていたし、脱獄したリンカーンと恋人関係になるのではと思っていた矢先にカンパニーの手先に殺されてしまいます。
海外ドラマは、重要人物がいきなり亡くなったりするのでほんとビックリします。ベロニカは弁護士として、マイケル達が窮地に陥った時に助ける存在として長くシーズンに登場して欲しかったです。
2位:ブラッド・ベリック(ウェイド・ウィリアムズ)
警察に憧れている、フォックスリバー刑務所の看守。ウエストモアランドの500万ドルを一度は手にするものの、同僚の看守ギャリ—殺しの罪を着せられフォックスリバー刑務所に収監されるハメに。
ベリックはマイケル達の逃亡先を見事予測したり、500万ドルを奪ったティーバッグが元恋人の家に現れると予想するなど意外に勘がよいところを発揮します。
その才能をFBI捜査官のマホーンに買われて、彼の助手としてマイケルを追跡することに。警官に憧れていたベリックは大喜びして、バッジを手にして鏡に見入る姿が意外に可愛かった。
500万ドルを追ってパナマまでやってきたベリックは娼婦殺しの罪でSONA刑務所に収監され、パンツ1枚の姿で過ごすことになり屈辱を受けます。
2度も冤罪で刑務所に収監されて踏んだり蹴ったりのベリックですが、シーズン4ではスキュラ奪回のためにマイケル達のメンバーに入って活躍することに。
スキュラ奪回を成功させるために自ら犠牲になって死んでしまうところは、涙を誘う感動シーンでした。看守の頃は超嫌な奴だったけれど、いろいろありながらもマイケル達と一緒に過ごすうちに信頼関係を築いて清く散って行ったベリック。マイケル達も亡骸を故郷の母親のところに送り届け、手厚く葬りました。
1位:マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)
プリズン・ブレイクの劇中で亡くなった登場人物で、一番ショックだったのがやはりマイケル・スコフィールド。冤罪で刑務所に収監された兄のリンカーンを救出すべく、全身に脱獄計画の刺青を施し見事に脱獄を成功させる姿はカッコよすぎ。
シーズン4でリンカーン、サラ、スクレ達がマイケルのお墓を訪れるシーンがあり、え~!マイケル死んじゃったの!?とまさかの展開に驚愕。最終話でサラを刑務所から脱獄させるために自ら犠牲になってしまったという、死の真相が判明します。
サラには新しい命が宿っていて、これから幸せが待っているという時にまさか亡くなってしまうとは。マイケル以外のメンバーはそれぞれの幸せを手に入れて、視聴者も納得の終わり方だったのでマイケルが死んでしまう結末が残念でなりませんでした。
7年のブレイクの間ファンはマイケルが死んだものと思っていたわけですから、このエンディングに不満だった人も多かったのではないでしょうか。
シーズン5でマイケルが実は生きていることが分かり、見事カムバックした時は本当に興奮しました!今度こそサラとマイケルジュニアと一緒に、幸せに暮らせると思うとファンの一人としてほっとした心境です。
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