Amazon『赤の大地と失われた花』家族の秘密が花言葉で綴られていく傑作ヒューマン・ドラマ

赤の大地と失われた花

雄大なオーストラリアの自然を舞台に、ある家族の秘密が花言葉で綴られていく見応えたっぷりのヒューマン・ドラマ。静かな展開ながら物語に引き込む吸引力が素晴らしく、大絶賛の傑作ドラマ。本作のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしで早速チェック!



『赤の大地と失われた花』概要

製作・配給:Amazonプライム
配信日:2023年8月3日
原題:The Lost Flowers of Alice Hart
ジャンル:ヒューマンドラマ
製作国:オーストラリア
原作:ホリー・リングランド
監督:グレンディン・イヴィン
話数:全7話 1話約60分
日本語吹き替え:あり

『赤の大地と失われた花』あらすじ(ネタバレなし)

アリスは母親のアグネスと父親のクレムと一緒に、田舎町で暮らしている。クレムは気難しい性格で、アグネスとアリスに暴力をふるっていた。

アリスは一人で歩いて町へ行き、図書館に寄り本を読んでいるのを、司書のサリーの目に留まる。アリスは暴力を振るう父から逃れようとし、祖母のジューンに引き取られることになる。

アリスを気にかけていたサリーはアリスのことが忘れられなかったが、弁護士からある事を告げられ驚いてしまう…。

アリスは農園に滞在する女性たちと花に囲まれて育つが、ジューンの秘密が家族の絆を蝕んでいく…。

『赤の大地と失われた花』感想&海外評価(ネタバレなし)

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア82% 視聴者スコア92%
IMDb:8.0(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★★★

実に見応えのあるヒューマンドラマで、筆者大絶賛の傑作です。静かな展開ながらストーリーが実にパワフルで、物語に引き込む吸引力が半端なく次の展開が気になって仕方ありませんでした。

アリスとジューンの家族にまつわる秘密が、徐々に明らかになる過程が実にスリリング。キャストの素晴らしい演技はもちろん、随所に驚きが隠されている魅力的なストーリーは一見の価値あり。

家族の秘密がハート家に伝わる花言葉で綴られていくのが実に見事で、本当に素晴らしくて感動してしまうレベルです。

最終話のラストでは涙が止まらず、最後で明かされる真実にも驚愕!オーストラリアの乾いた空気感と、雄大な自然を映し出す美しいシネマトグラフィーにも感動。

筆者はオーストラリア在住なのですが、こんな素晴らしいオーストラリア製ドラマがあったとは!と実にうれしい驚きでした。

ストーリー、キャストの演技、映像、演出と、すべてが一級のクオリティの高いドラマに仕上がっています。

毛色が違うものの家族の秘密が語られる、THIS IS USのようなドラマが好きな方はきっと本作が気に入るかと思います。見応えのある重厚な海外ヒューマンドラマが好きな方に、ぜひ観てほしいおすすめドラマです。


『赤の大地と失われた花』を無料視聴できる動画配信サービスは⁉

『赤の大地と失われた花』はAmazonオリジナル・ドラマのため、視聴できるのはAmazonプライムビデオのみになっています。Amazonプライム・ビデオは30日間の無料お試し期間があり、お試し期間中に視聴可能です!

Amazonプライム:月額料金600円と低価格!

・30日間の無料お試し期間
・月額料金600円と低価格(2023年8月24日よりプライム月額料金が600円に改定されます。)
・Amazonオリジナル・ドラマが豊富
・送料無料やお急ぎ便の利用が可能

月額たった600円で動画配信サービスを利用でき、クオリティの高いAmazonオリジナル・ドラマが豊富!送料無料やお急ぎ便の利用が可能が可能で、Amazonでよく買い物をする方にもおすすめ。30日間の無料お試し期間中に解約すると、一切料金はかかりません。

30日間無料お試しで『赤の大地と失われた花』を視聴する

『赤の大地と失われた花』キャスト

ジューン・ハート(シガニー・ウィーバー)

アリスの祖母。息子のクレムと妻のアグネス、孫のアリスと長い間会っていなかった。ある不幸をきっかけに、アリスを引き取り育てることになる。

アリス・ハート/成人(アリシア・デブナム=ケアリー)

ジューンに引き取られ、農園で暮らす女性たちと共に育つ。花言葉に詳しく、農園を出てしばたらく旅に出る。

アリス・ハート/子供時代(Alyla Browne)

父親のクレムとアグネスと共に、田舎町で暮らしている。父親の暴力を受けて育った。

サリー・モーガン(アッシャー・ケディー)

図書館の司書。一人で歩いて図書館にやって来たアリスのことを心配する。娘のジェマを病気で亡くした過去があり、母親にもう一度なりたいと思っている。

ジョン・モーガン(Alexander England)

サリーの夫で警察官。娘のジェマを忘れられず、今も父親になりたいと願っている。

ツイッグ(リア・パーセル)

ジューンのパートナー。先住民の血が流れ、子供を取り上げられた過去がある。

キャンディ(フランキー・アダムス)

ジューンの農園に滞在している女性。農園にやってきたアリスを可愛がる。

アグネス・ハート(Tilda Cobham-Hervey)

アリスの母親で、アリスの弟を妊娠している。

クレム・ハート(チャーリー・ヴィッカーズ)

アリスの父親。彫刻が得意な職人気質で、気難しいところがありアグネスとアリスに暴力を振るう。

ディラン(Sebastián Zurita)

成長したアリスが旅先で出会う、ナショナルパークのレンジャー。

 

『赤の大地と失われた花』全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

出典元:https://tvtonight.com.au/

アリスは母親のアグネスと父親のクレムと一緒に暮らしているが、クレムは気難しい性格で、アグネスとアリスに暴力をふるっていた。アグネスは妊娠中で、母の昼寝中にアリスは一人で歩いて町の図書館に寄り、司書のサリーの目に留まる。

アリスの体に痣があるのを見て、警察官で夫のジョンに連絡する。アリスは暴力を振るう父から逃れようと、父親に火をつけることを考えていた。ある日アリスは誤って納屋に火をつけてしまい、クレムに殴られ首を絞められてしまう。

気が付くと周りは火の海で、病院で目が覚めるとクレムとアグネスは亡くなり、母のお腹にいた赤ちゃんは帝王切開で出産したが危篤状態だと知る。サリーは娘のジェマを病気で亡くしており、アリスをジェマに重ね合わせ献身的に面倒を見る。

アリスを家に引き取ることを考え準備をしていたが、アリスの祖母のジューンが現れアリスを引き取る。ジューンは農園で花の栽培をしており、農園にはツイッグやキャンディをはじめたくさんの女性が暮らしていた。

農園はDVの被害にあった女性達のシェルターで、ジューンは女性達を「花たち」と呼んで保護している。アリスは花たちと暮らし、学校に通いオギーという友人ができて楽しく暮らす。サリーは弁護士から連絡を受け、アグネスが自分をアリスの後見人にしていたことを知って驚く。

ジョンはサリーが後見人になった理由が分からず問いただし、ジェマが自分の子供でなくクレムの子だということを知る。アリスを諦めきれないサリーは居場所を突き止め会いに行くが、アリスの新しい生活を見て身を引く。

ジューンは病院からアグネスのお腹にいた赤ちゃんが助かったと連絡を受け、サリーとジョンに連絡し、赤ちゃんを二人の養子に出す。14年後、成長したアリスはブルガリアへ強制送還された恋人のオギーがアリスに宛てた手紙を、ジューンが渡さず隠し持っていたことを知って激怒する。

ジューンはアリスがブルガリアで人生を駄目にするのを防ぐために、オギーからの手紙とメールをブロックしていた。アリスは旅に出て、旅先で花の知識を買われてパークレンジャーの仕事を得て、レンジャーのディランと出会い恋に落ちる。

ジューンはキャンディに若い時3人組の男に性的暴行を受け、クレムを妊娠したいきさつを話す。ツイッグがサリーからの電話を受け、アリスの弟のチャーリーが生きていることを知ってショックを受ける。ジューンはチャーリーがアリスに宛てた手紙も渡さず、アリスにもチャーリーが生きていることを秘密にしていた。

ツイッグはチャーリーに会いに行き、ジョンからの情報を元にアリスを探しに行く。キャンディはまだ13歳の時にクレムと関係を持ったため、ジューンは二人を引き離し、その頃農園にやってきたアグネスとクレムの関係を後押しした。

アリスはディランと本気の恋をするが、ディランは気難しく怒るとアリスに暴力を振るうようになる。アリスはディランと別れて農園へ戻り、ジューンからチャーリーが生きていることを聞かされる。ジューンは癌を患い余命わずかだったが、アリスはジューンのついてきた嘘を許せない。

チャーリーと会ったアリスはサリーの家に滞在し、姉弟は失われた時間を取り戻す。サリーから火事の真相を初めて聞き、アリスは自分が家を燃やして父と母が亡くなったと思っていたがそうではなかった。暴力を振るうクレムから逃れるため、アグネスはクレムを背後から殴打して火をつけ、結果アグネスも煙を大量に吸って亡くなってしまったことを知る。

サリーとアグネスは図書館の本を利用して、クレムにバレないように密かに連絡を取り合い、アグネスはアリスを連れてジューンの農園へ戻るつもりだったと知る。ジューンのお葬式が農園で執り行われ、アリスはジューンからの手紙を読む。

アリスに託された農園に滞在したDV被害を受けた花たちについてまとめた、「失われた花たち」のページをめくる。みんなはクレムが製作したジューンを模した彫刻を、小屋と一緒に燃やす。


『赤の大地と失われた花』見どころ・解説・考察(ネタバレあり)

2つの家族の物語と花言葉

アリスとジューンのハート家と、サリーとジョンのモーガン家の物語が、絶妙にリンクしていく構成になっています。

火事でアグネスとクレムが亡くなり、アリスは祖母のジューンに引き取られますが、アリスを献身的に面倒を見ていた司書のサリーはアリスのことを諦めきれません。

ジューンとサリーのアリスを巡るバトルへと発展し、アグネスが遺言書でサリーを後見人にしていたことが判明してからは、徐々に両家の秘密が明らかになっていきます。

サリーの娘ジェマの生い立ち、家族の裏切りと秘密、クレムの父親の謎といった、驚きの事実を明らかにしながら家族の秘密を紐解いていく過程が実にスリリング。

静かな印象のドラマなのに、常にドキドキはらはらしてしまうストーリーが見事です。2つの家族の関係が変化していく過程も興味深く、驚愕の真実が判明するラストまで2つの家族の物語に引き込まれること間違いなし。

さらに特質すべきなのがドラマに登場する花言葉で、ハート家とモーガン家の物語を花言葉で綴っていきます。傷ついた女性たちのパワフルなストーリーを、花言葉で引っ張っていく構成が実に素晴らしい!

農園の花たち

出典元:https://www.pluggedin.com/

ジューンは花の農園を経営していますが、ここはDV被害にあった女性たちのシェルターになっています。ジューン自身も性的暴行された過去があるため、男性によって傷つけられた女性達に救いの手を差し伸べています。

アリスは父親のクレムの暴力に苦しみましたが、成長して本気の恋をしたディランもクレムのようなDV男というのは何という因果…。

アリスが農園を離れて、結果的に自分も傷ついた花となって戻ってきてしまったと呟く姿は涙を誘います。

ジューンは傷ついた女性たちを「花たち」と呼び、彼女たちの話を「失われた花たち」というノートにまとめ、アリスに託します。

アリスも「花たち」の一人となってしまいましたが、自分も男の暴力に苦しんだ経験があるからこそ、これから農園にやって来る女性たちの心の痛みが分かるはず。

悲しいつらい物語ながら傷ついても救われる場所があり、またやり直せるという希望も同時に描いていると感じました。

ジューンという人物

祖母のジューンに引き取られたアリスは、花に囲まれ農園の女性達と共に幸せに育っていきます。最初はジューンもクレムみたいにやばい人なのでは?と心配しましたが、農園と女性たちを守る強い女性で前半は安心しましたが…。

いい人なのだけど孫や花たちを気遣うあまりに、彼らの人生を操ろうとする、コントロールフリークな面が徐々に明らかになっていくことに。

ジューンはアリスのためと思いアリスからオギーを遠ざけ、チャーリーの生存を秘密にしてきましたが、そのせいでアリスを取り返しがつかないほど怒らせてしまいます。

人生は自分で切り開くもので、それを邪魔するジューンの行動は大間違い。みんなを守らないといけないという気持ちが強すぎて、過保護からくるジューンの秘密が、家族の絆を壊していくことになります。

農園というシェルターで傷ついた女性たちの居場所を作るのは素晴らしいけれど、シェルターという鳥籠のなかで囲ってしまうのは守っているようで実は違うのかもしれません。

アリス、ツイッグ、キャンディは花たちを過保護に守り過ぎたジューンとは違い、ソーンフィールドの農園を違った形で傷ついた女性たちが再生できる場所にしてくれるように感じます。


『赤の大地と失われた花』のネット上での評判は?

『赤の大地と失われた花』まとめ

最近視聴したドラマのなかでも、100点満点をあげたいクオリティの高い傑作ドラマでした。ストーリー・キャストの演技・映像と、すべて絶賛したくなる仕上がりです。

実に見応えのあるヒューマン・ドラマで、Amazonプライムに加入されている方はぜひチェックしてみてください♪

30日間無料お試しで『赤の大地と失われた花』を視聴する

 

スポンサーリンク
海外ドラマAmazon Prime
DraMagazineをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
DraMagazine