Netflixドラマ『コブラ会』シーズン4 オールバレー空手大会の優勝をかけて、因縁の戦いが始まる!

出典:https://netflixlife.com/

『ベスト・キッド』の34年後を描いたリブート版ドラマ『コブラ会』。自らの空手の道を模索していくアラフィフ男達の熱いドラマは、ノンストップでイッキ見してしまうおもしろさ。シーズン4のあらすじや見どころなどを、ネタバレなしでレビュー!


『コブラ会』シーズン4概要

製作・配給:Netflix
配信日:2021年12月31日
ジャンル:コメディ、アクション、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全10話、1話約35分
日本語吹き替え:あり

『コブラ会』シーズン4あらすじ

コブラ会を追放されたジョニーは新しい道場イーグルファング空手を設立し、ダニエルのミヤギ道と合同練習をすることになる。

正反対の空手の理念を持つ二人はことごとく対立し、生徒たちは混乱してしまう。クリースはかつての戦友テリー・シルバーに会いにいき、コブラ会を導いてほしいと頼む。

ロビーはコブラ会に入りジョニーとダニエルを心配させ、アマンダは生活費を稼がなければならないトリーの境遇を案じるがそんなアマンダにサムは反発する。

ダニエル達はイーグルファングとミヤギ道の生徒達を交換して教えることになり、いつもと異なる稽古に生徒達は戸惑うが少しずつお互いの道場の良さを取り入れていく。

プロム・パーティーの夜、稽古の合間の束の間の楽しいひと時を過ごすため、サム達はドレスアップしてパーティーへ出かける。

オールバレー空手大会を目指して生徒たちは懸命に稽古に励み、ついにトーナメント当日を迎える。

コブラ会との取り決めで、大会でミヤギ道が優勝しなければ道場を閉鎖するという約束だった。優勝をかけてコブラ会、ミヤギ道、イーグルファングの決戦がついに始まる。

『コブラ会』シーズン3の見どころ&レビューはこちら ↓

『コブラ会』シーズン4感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア94% 視聴者スコア92%
IMDb:8.5(10点中)
総合評価:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★★☆

めちゃくちゃおもしろかったです!オールバレー空手大会の試合シーンが迫力満点だったし、ノンストップでイッキ見してしまいました。

シーズン3がクリースの過去やダニエルの沖縄滞在など、詰め込み過ぎな感じで少し消化不良気味でしたが、シーズン4はオールバレー空手大会での優勝を目指すという一本の軸に絞られていたのがよかったです。

ミヤギ道とイーグルファングが手を組むもダニエルとジョニーの違いが表面化して対立したり、テリー・シルバーの登場でコブラ会がさらに悪徳化したりと見応えたっぷり。

プロムのエピソード以外ではティーンの恋愛も控え目に描かれ、空手一本の熱いドラマにどっぷりとハマってしまいました。

シーズン1&2の熱さを取り戻して、『コブラ会』の持つ魅力を凝縮した仕上がりで大満足!脚本の構成も素晴らしく、テンポよく進むストーリー展開で最高に楽しめました!


『コブラ会』シーズン4の新キャスト

テリー・シルバー(トーマス・イアン・グリフィス)

クリースの戦友でベトナム戦争でクリースに助けられ、恩義を感じている。昔クリースと一緒にコブラ会を始めたが決裂して音信不通になっていたが、クリースに頼まれ再びコブラ会に関わることになる。

ケニー(ダラス・デュプリー・ヤング)

ダニエルの息子アンソニーの学校に転校してくるが、いじめの標的にされコブラ会に入会する。コブラ会の教えに影響されていくことになり、アンソニーと対立して問題を起こす。

『コブラ会』シーズン4の見どころ

ミヤギ道&イーグルファング

コブラ会を倒すため二人で協力しようとするダニエルとジョニーですが、ディフェンスのミヤギ道とオフェンスのイーグルファングとでは空手の理念が全く異なります。

稽古中にことごとくぶつかり合う二人を見て、生徒たちが混乱してしまうことに。ディフェンスの良さとオフェンスの良さを取り入れながら生徒達を導こうとする二人ですが、二人の嫉妬や確執は思った以上に深く思うようにいかないところがまたおもしろい。

ダニエルとジョニーはお互い減らず口で自分の空手が一番と思っているため、打倒コブラ会という目的がありながら素直に歩み寄れないところがドラマをさらにおもしろくさせています。

ダニエルの息子アンソニー

出典:https://weightandskin.com/

今まで小さかったせいか物語にあまり絡んでこなかったダニエルの息子アンソニーが、シーズン4でクローズアップされています。

かなりぽっちゃり体系でいつもキッチンで何か食べている印象しかありませんでしたが、背が伸びてほっそり体型になりジョニーも驚いていました。

同一人物?と一瞬疑ってしまうほど別人に見えたので調べてみると同じ子役で、ティーンの成長はすごいなとビックリ。

アンソニーはダニエルの息子にしてはかなりヘタレな性格で、問題を起こしてダニエルとアマンダを心配させます。

ティーンの四角関係

『コブラ会』は空手だけでなく、ティーンの恋愛エピソードも楽しみのひとつ。シーズン4は恋愛話が控え目でしたが、サム、ミゲル、ロビー、トリーの関係がやっぱり気になるところ。

サム⇔ミゲル、サム⇔ロビー、ミゲル⇔トリーと4人の間で関係がぐるぐる回っている四角関係がスゴイですが、あと残る組み合わせはひとつだけ!どういう展開になるのかも、シーズン4の見どころです。


父親が不在の男達

出典:https://www.947wls.com/

『コブラ会』の物語の軸になっているのが、父親が不在の男達。ダニエル、ジョニー、ミゲル、ロビーはそれぞれ父親を知らずに育ちました。

ダニエルは父親代わりになったミヤギさんが人生の師となり正しい道へと導き、成功した大人へと成長します。

逆にミヤギさんのようなメンターに恵まれなかったジョニーは、ダニエルとは真逆の落ちぶれた人生を歩むことに。

ジョニーは息子のロビーと疎遠でしたが、ミゲルと出会い自分の思春期に欠けていたものをミゲルとの関係を築くことで取り戻し人生を軌道修正させていきます。

シーズン4から加わる新キャストのケニーも、父親が軍隊勤めで家に不在という設定なのが興味深い。

ジョニーが時代錯誤の「バッドアス」な態度を男らしいと勘違いしているのも、いい男性のお手本を知らずに育ったため。

ケニーがコブラ会に傾倒していく過程を見ても、父親がいない場合先生やスポーツのコーチなど周りの大人でいい手本になり導いてくれる存在がいかに大切であるかを語っているように思えます。

『コブラ会』は父親が不在の男達が織り成す確執、嫉妬、成長を巧みに描いているドラマで、男達のぶつかり合いが物語をさらにおもしろくさせています。

シーズン4ではジョニーがCoorsビールを愛飲している理由も明かされ、このくだりも何だか納得でした。

シーズン4の最終話では「父親の不在」というテーマが、シーズン5への付線になっていることが見て取れます。

ミヤギさんの影響力

シーズンを通じて描かれるのがミヤギ道の空手の教え。ミヤギさんは故人のため『コブラ会』への出演が叶いませんでしたが、ドラマの随所にミヤギさんの教えが描かれ今でも大きな影響力を持っていることが分かります。

クリースとテリー・シルバーにとってミヤギさんは唯一倒すことができなかった人物で、その教え子のダニエルを倒すことでその因縁を晴らそうとします。

アメリカ生まれのコブラ会やイーグルファングとは違い、日本の空手の精神を受け継いだミヤギ道の「本物」だけが持つすごさはジョニーも十分に分かっている様子。

最強の男として空手界に君臨するミヤギさんの影響力はすざましく、『ベスト・キッド』『コブラ会』の両方ともミヤギさんあってこその物語であることを感じさせます。

 

シーズン5の製作は?

シーズン5の撮影は既に2021年12月に終了したことを、ショーランナーののジョン・ハーウィッツがTwitterで報告しています。

思った以上に速いピッチでシーズン5の撮影が終了し、シーズン5の配信もそう遠くないかもしれません。

シーズン5がファイナル・シーズンではないことが報じられており、まだまだ『コブラ会』の物語は続いていきそうです♪

『コブラ会』シーズン4のネット上での評判は?

『コブラ会』シーズン4まとめ

シーズン4はぶっちぎりでおもしろかったです!ミヤギ道とイーグルファングの違いと対立、ジョニーとダニエルの確執、悪役テリー・シルバーの登場と見どころがたくさんあってイッキ見でした。

シーズン4は意外なラストで終了し、サプライズな出演もあって大満足♪シーズン5がどうなるのか楽しみ過ぎて、早く続きが観たいです!

 

 

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