『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』会社設立から転落までを描く、実話を基にした超エキサイティングなスタートアップ物語!

出典:https://www.apple.com/

シェアワークスペースWeWork社を創立した、アダム・ニューマンの実話を基に製作されたApple TV+のオリジナル・ドラマ。ジャレット・レトとアン・ハサウェイが主演の豪華な配役も魅力です。本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしでレビューします。



『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』あらすじ

アダム・ニューマンはイスラエル出身の移民で、子供服のブランドを立ち上げたがビジネスは思うようにいかない。

オフィスをシェアするシェアワークスペースに注目し、ミゲル・マッケルビーと共にシェアワークスペース企業「グリーン・デスク」を立ち上げる。

アダムはレベッカ・パルトロウと出会い、公私ともにパートナーとなるがレベッカの存在が会社に悪い影響を与えていく。

アダムはグリーン・デスクを売却し投資家から資金を集め、WeWorkを創業する。

オフィスを世界展開して会社を急成長させ一気に超富裕層の仲間入りをするが、彼の破天荒な経営方針により支出は増える一方だった。

株式上場するIPOを前に会社の無茶な経営が明るみになり、アダムは取締役会からCEO退任要求を迫られる。

『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』を視聴した感想

恥ずかしながら本作を観るまで、アダム・ニューマンもWeWork社のことも全く知りませんでした。

イスラエルからの移民がゼロから起業し、アメリカン・ドリームを成し遂げる物語はめちゃくちゃおもしろかったです!

起業当初のワクワク感やスリルが伝わってきて、テンポよく進むストーリーと駆け抜けるような疾走感にあふれたエキサイティングなドラマに仕上がっています。

ただ主役のアダムとパートナーのレベッカの二人共、筆者が一番嫌いなタイプの人間だったためイラッとさせられることが多かったです。

ビジネスだけでなくアダムとレベッカのラブストーリーも描かれ、バカップルな二人に最後の方はおなかっぱい…。

それでもドラマ自体はすごくよくできていて内容もおもしろく、主演のジャレット・レトとアン・ハサウェイの圧倒的な演技が素晴らしかったです。

実話を基にしたドラマが好きな方や、おもしろい海外ドラマを観たいという方にぜひおすすめです。


『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』キャスト

アダム・ニューマン(ジャレット・レト)

イスラエル出身の移民で、自ら起業することを夢見てシェアワークスペースWeWork社を創立する。口が上手く人を引き寄せる力があり、カリスマ性のある人物。

レベッカ・パルトロウ(アン・ハサウェイ)

女優のグウィネス・パルトロウのいとこで、元女優でヨガインストラクター。アダムと知り合い公私ともにパートナーとなるが、迷走しがちな性格と行動がWeWork社に悪影響を及ぼす。

ミゲル・マッケルビー(カイル・ニューマン)

建設関係の仕事をしていた頃アダムと知り合い、共同経営者としてWeWork社を立ち上げる。気弱な性格でアダムに何も言わず、いつも彼の意見に従っている。

孫正義(キム・ウィソン)

ソフトバンク社のCEO。アダムと知り合い彼の心意気を気に入り、WeWork社に多額の投資をする。

 

『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』見どころ・解説・考察

アダム・ニューマンとは?

アダムはイスラエルからの移民で、子供の頃に親が離婚し貧しい生活を強いられた苦労人。人を引き寄せる天才で人からお金を引き出す才能に長けており、言ってみれば詐欺師によくいるタイプ。

口が上手く相手の心に入り込み、相手を自分のノリと波長に同調させるやり方はまるでマインドコントロールのよう。

こういうタイプの人間は絶対に信用しない方がいいというお手本のような人物で、最終的に投資家や社員はアダムに騙されたような結果になってしまいます。

WeWork社

 

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アダムとミゲルが立ち上げる会社が、シェアワークスペースの会社WeWork社。社員の士気を高めるため職場にバーやゲーム機を設け、フェスを開くなど自由な社風を志しています。

そう言うと聞こえはいいけれど実態は女子社員に飲酒を強要したり、会社内にヤリ部屋があるなど風紀の乱れた問題だらけの会社です。通勤早々テキーラのショットで乾杯するとかヤバ過ぎる!

10年足らずで470億ドルの価値を持つ世界的ブランドに成長するものの、軌道を外れた企業理念はその後わずか1年足らずで400億ドルの損失を出してしまいます。

アダムはカリスマ性があり人を惹きつける魅力はあるものの、ビジネスマンとしては二流です。誰かひとりでもアダムに彼のやり方を忠告し、軌道修正する人物がいればこうはならなかったはず。

共同経営者のミゲルもビジネス面では頼りにならず、アダムがCEOとしてあぐらをかく殿様のような、ワンマンなやり方が仇となってしまいます。

アダムとレベッカの物語

 

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アダムと公私共にパートナーになるのが、レベッカ・パルトロウ。女優のグウィネス・パルトロウのいとこで、裕福な家庭で育った苦労知らずのお嬢様です。

元女優でヨガインストラクターをしていますが、アダムが億万長者になってからは彼の会社のお金で劇団や学校を設立し迷走しまくります。

常に脚光を浴びるアダムの影になるのが耐えられず、自分が輝く場所を求めるあまりWeWork社に悪影響を与えていきます。

苦労したアダムと苦労知らずのお嬢様レベッカは、全く正反対のバックグラウンドの持ち主ですが二人の愛は驚くほど揺るぎないものです。

もちろん喧嘩や行き違いもたくさんありますが、二人の絆の強さは夫婦としては褒めたくなってしまうほど。

最後の方はそのバカップル振りに呆れてきてしまうものの、二人のラブストーリーが物語をさらにおもしろくしています。

アダム&孫氏

本作で重要なキーパーソンとして登場するのが、ソフトバンク社のCEO孫正義。アダムのエネルギーとやる気に魅力を感じ多額の投資をしますが、あわや共倒れになりそうな危機に直面することに。

アダムと孫氏の駆け引きがマネーゲームのようでおもしろく、後半の見どころになっています。孫氏は後にWeWork社への投資は間違いだったと語っており、かなり大きな授業料を払うことになったようです。


『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』ネット上での評判は?

『WeCrashed〜スタートアップ狂騒曲〜』まとめ

実話を基にしているだけにリアリティがあって、すごくおもしろかったです。アダムのキャラクターもユニークで、起業のワクワク感とスリルをテンポよく描いた見応えのあるドラマに仕上がっています。

実話を基にしたドラマが好きな方や、おもしろいスタートアップ物語を観たい方にぜひおすすめですよ♪

 

 

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