『ブレイキング・バッド』は2008年~2013年にかけて放送されたドラマ。アメリカドラマ史上最高傑作と謳われる本作が終了して既に8年。『ブレイキング・バッド』に出演していたキャストは、今どうしてるのか調べてみました!
ブライアン・クランストン(ウォルター・ホワイト役)
『ブレイキング・バッド』終了後は、テレビや映画だけでなく舞台にも積極的に出演していました。リンドン・ジョンソン大統領を演じた『All The Way』でブロードウェイ・デビューを果たし、2014年にトニー賞を受賞しています。
『All The Way』はテレビ映画にもなり、ブライアン・クランストンは同役で出演しエミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、同役でSAGアワードで受賞しています。2015年の『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』で、実在した脚本家で映画監督のダルトン・トランボを演じてアカデミー賞にノミネート。
2019年にはジャーナリストを演じた『ネットワーク』で、再びトニー賞を受賞しています。Amazonプライムのオリジナルドラマ『スニーキー・ピート』では、企画・製作総指揮・出演・監督を務めました。
2019年に公開された『ブレイキング・バッド』の続編映画では、再びウォルター・ホワイト役で出演しています。俳優だけでなくプロデューサーや監督しても活躍していて、もはや名優の域に達した感じさえしますよね。
アーロン・ポール(ジェシー・ピンクマン役)
『ブレイキング・バッド』でエミー賞の助演男優賞を3度受賞し、その後も話題作に出演し続けています。一番記憶に新しいのが2019年のNetflix映画『エル・カミーノ』。『ブレイキング・バッド』の最終話の後日談を描いた本作で、ジェシー・ピンクマンを久しぶりに演じました。
HBOドラマの『ウエストワールド』で、第3シーズンレギュラーとして計8話に出演。hulu製作ドラマ『THE PATH/ザ・パス』では主要キャストとして36話に出演し、プロデューサーとしても名を連ねています。2019年のドラマ『真相 – Truth Be Told』では、終身刑になる殺人犯役で出演。
映画では『ニード・フォー・スピード』や、2016年のドウェイン・ジョンソン主演の『セントラル・インテリジェンス』などに出演しています。
2019年にはブライアン・クランストンと共に、メキシコの蒸留酒メスカルのブランド、Dos Hombres(ドス・オンブレス)を立ち上げました。プライベートではローレン・パーセーキアンと結婚し、2018年に第一子となる娘が誕生して幸せいっぱい!
アンナ・ガン(スカイラー・ホワイト役)
ウォルター・ホワイトの妻スカイラーを熱演したアンナ・ガン。テレビドラマでは『ロー&オーダー』『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』『The Mindy Project』などにゲスト出演しました。
2014年にイギリスドラマのアメリカ版リメイク『Gracepoint』で主演を務め、2017年に『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』で計10話に出演しています。
2016年のトム・ハンクス主演映画『ハドソン川の奇跡』にも出演。テレビと映画の他にもロンドンのウエストエンドで上演された、テネシー・ウィリアムズの戯曲『The Night of the Iguana』にも出演しています。
RJミッテ(ウォルター・ジュニア役)
1992年8月21日生まれなのでまだ28歳!若い~。『ブレイキング・バッド』に出演していた時は、まだティーンエージャーだったので当然ですね。男っぷりが上がってますますイケメンになりました!
俳優以外にGapのモデルも務め、2015年にはミラノのファッション・ショーでヴィヴィアン・ウエストウッドのランウェイに登場しています。
2014年のドラマ『スイッチ 〜運命のいたずら〜』で9エピソードに出演し、2018年の映画『Time Share』にも主演しサンダンス映画祭で上映されました。
2019年の映画『Standing Up for Sunny』『Carol of the Bells』『All the Little Things We Kill』、2020年の映画『The Oak Room 』と2021年の映画『Triumph』でそれぞれ主演するなど、主演作が立て続けに公開されている売れっ子俳優。
ディーン・ノリス(ハンク・シュレイダー役)
ウォルター・ホワイトの義弟を演じ、ウォルターがずっと追っていたハイゼンベルクだと気付くシーンがとっても印象的でしたよね。
『ブレイキング・バッド』の後は『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『CSI:ニューヨーク』『メンタリスト』などにゲスト出演後、2013年~2015年の『アンダー・ザ・ドーム』で計39話に出演 。『ブレイキング・バッド』スピンオフドラマ『ベター・コール・ソウル』で、ハンク・シュレイダー役で出演しています。
映画は2019年のホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』、アン・ハサウェイ主演の『ザ・ハッスル 』に出演。2017年から放送中のテレビドラマ『Claws』に現在出演中。フロリダのネイルサロンで働く5人の女性が主人公のクライムドラマで、おもしろいと評判なのでぜひ日本でも放送して欲しいです。
『ブレイキング・バッド』ではハンクは自家醸造のビールを作っていましたが、その自家醸造ビール「Schraderbräu」を販売しているそう。ウォルターとジェシーの蒸留酒メスカルのブランドと同様、ぜひ飲んでみたいですね!
ベッツィ・ブラント(マリー・シュレイダー役)
スカイラーの妹でハンクの妻を演じたベッツィ・ブラント。『ブレイキング・バッド』の後は『プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち』『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』などのドラマにゲスト出演。
2013~2014年に放送された『マイケル・J・フォックス・ショー』で、マイケル・Jの妻役で計22話に出演。2019年にスタートした『SUITS』のスピンオフドラマ『Pearson』に出演中。現在Amazonプライムで配信中のドラマ、『ソウルメイト』にも出演しています。
ボブ・オデンカーク(ソウル・グッドマン役)
現在『ブレイキング・バッド』のスピン・オフドラマ『ベター・コール・ソウル』に出演中。『ブレイキング・バッド』で演じた弁護士ソウル・グッドマン役を続役し、ウォルター達と出会う以前の前日談の物語。シーズン6がファイナル・シーズンになることが発表されています。
『ブレイキング・バッド』の他には、2018年のピクサーアニメ『インクレディブル・ファミリー 』で声優として出演。2019年の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 』に出演し、2021年の映画『Mr.ノーバディ』は主演を務めています。
ジョナサン・バンクス(マイク・エルマントラウト役)
『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き 』『CSI:マイアミ 』など数多くのドラマにゲスト出演した後、2015年から『ブレイキング・バッド』のスピンオフ『ベター・コール・ソウル 』で同役を続役。
この演技でエミー賞にノミネートされ、ソウル・グッドマン役のボブ・オデンカークと息の合った演技を見せています。
2020年には人気アニメ『F Is for Family 』のウィリアム・マーフィーの声を9エピソード担当し、ジェフ・ダニエルズ主演のドラマ『The Comey Rule』に出演しています。現在74歳と高齢ながら現役で俳優活動を続けていて、これからも活躍して欲しいですね!
ジャンカルロ・エスポジート(グスタボ・”ガス”・フリング)
『ブレイキング・バッド』ではファーストフード店の店長と、麻薬ビジネスを仕切るボスの二つの顔を巧みに演じ分けました。2012年~2014年に放送された『レボリューション』では、主要キャストとして計41話に出演。
2017年には『ベター・コール・ソウル』でガス役を続役し、さすがの貫禄を見せています。2019年にはスターウォーズの実写ドラマ『The Mandalorian』、Amazonプライムのオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』に出演するなど名バイプレイヤーとして活躍しています。
参照記事:
THEN AND NOW: The cast of ‘Breaking Bad’ 13 years later