Netflix映画『チャタレイ夫人の恋人』階級格差を超えた二人の恋の行方は⁉古典文学を基にした禁断の愛の物語

出典:https://www.startattle.com/

D・H・ローレンス原作の小説を基に製作された、エマ・コリン主演のNetflixオリジナル映画。名家の夫人と使用人の恋を描いた禁断の愛の物語。本作のキャストや見どころなどを早速チェック♪(あらすじなど多少ネタバレを含むため、まだ視聴されていない方はご注意を。)



『チャタレイ夫人の恋人』あらすじ

コニーはクリフォード・チャタレイと結婚するが、夫は結婚後すぐに第一次世界大戦に出征し怪我をして下半身不随になってしまう。

ロンドンから田舎のラグビー邸に引っ越し、コニーは体が不自由なクリフォードを世話する日々が始まる。

友人もいなく閉鎖的な田舎で、コニーは孤独を感じていく。クリフォードはチャタレイ家の跡継ぎを作るため、コニーに他の男性と関係を持ち子供を作るようにと提案する。

コニーの唯一の楽しみは森への散歩で、ある日森番のメラーズと知り合い彼と親しくなる。二人は惹かれ合い逢瀬を重ねるようになるが、二人の関係が町で噂になってしまう。

『チャタレイ夫人の恋人』を視聴した感想

昔から何度も映画化されている有名な作品ですが、筆者は『チャタレイ夫人の恋人』を観るのはなんと初めて。

『チャタレイ夫人の恋人』=エロティシズムに溢れた官能作というイメージで、子供は観たらアカン!と刷り込まれていたからかも(笑)。

というわけでかなりドキドキしながら視聴したのですが、官能的なシーンが多数登場するもののエロいというより何だかとってもピュアな感じを受けました。

コニーが女性としての自我に目覚め、自分の人生を選択して生きていく彼女の強さがとっても素敵です。

名家の夫人と使用人という階級差のハンデが、余計に二人の恋を燃え上がらせる展開にもドキドキ♡イギリスらしい寒々とした景色と空気感がまたよくて、二人の恋物語を盛り上げています。

主演のエマ・コリンが本当に上手くて、ファンになってしまいました。官能的かつピュアな恋愛映画が観たいときにぜひおすすめです。


『チャタレイ夫人の恋人』キャスト

コンスタンス(コニー)・チャタレイ(エマ・コリン)

若くしてクリフォードと結婚するが、ラグビー邸での生活に嫌気が指している。森番のメラーズに恋をして、禁断の愛にのめり込んでいく。

クリフォード・チャタレイ(マシュー・ダッケイ)

コニーと結婚後、第一次世界大戦で負傷し下半身不随になってしまう。性生活が不可能なことから、コニーに他の男性と関係を持ち子供を作るようにと提案する。

オリバー・メラーズ(ジャック・オコンネル)

戦争から帰還後、チャタレイ家の森番となる。無口で無骨な印象だがやさしい人物で、コニーと恋に落ちる。

ヒルダ(フェイ・マーセイ)

コニーの姉。ラグビー邸に越したコニーと手紙のやり取りをし、彼女の生活を心配する。

ボルトン夫人(ジョエリー・リチャードソン)

チャタレイ家の使用人。クリフォードの世話に疲れ切ったコニーの代わりを務める。

 

『チャタレイ夫人の恋人』見どころ

官能的でピュアな恋愛物語

夫がいる名家の夫人が使用人と恋に落ちるという物語は、行ってみれば不倫愛です。それでもなぜかすごくピュアに感じてしまうのは、第一次世界後という時代設定や階級格差という背景が理由かもしれません。

コニーがメラーズとの関係を通して初めて女として満たされ、本当の愛を見つけて行く姿は女性として共感する部分が多いのではないでしょうか。

コニーとメラーズのラブシーンは超官能的ですが、同時にとってもピュアに感じてしまいます。

二人の関係が遊びではなく本当に愛し合っていることが、ひしひしと伝わってくるラブシーンにドキドキすること間違いなし♪

コニーの選択

戦争で下半身不随になったクリフォードは妻との性生活が不可能なため、跡継ぎを残すため他の男性と子供を作ることを提案します。

いくら名家の跡継ぎを残すためとは言え、妻に他の男と寝ろというのはいかがなものか。

コニーはもちろん憤慨し、自分が妻として愛されているのか、それとも世継ぎのための道具なのかと悩むことになります。

そんな夫だからこそ、コニーの興味が森番のメラーズに移ってしまうのは仕方ないのか…。真剣に愛するようになったコニーとメラーズですが、二人の逢瀬が噂になったことから関係が暗礁に乗り上げることに。

コニーはメラーズの元を去って夫の元へ戻るのか?コニーの人生の選択が最大の見どころです。

エマ・コリンの魅力


エマ・コリンはNetflixドラマ『ザ・クラウン』で、若き頃のダイアナ妃を演じて話題になりました。

顔は似ていないものの、ダイアナ妃の魅力を引き出す素晴らしい演技で一躍期待の新人女優として注目されたのは記憶に新しいです。

本作でも全裸で官能的なシーンを堂々と演じ、コニーを見事に演じ切っています。折れてしまいそうなほど華奢な体が印象的で、少女と大人の間にいるようなアンニュイな雰囲気がとっても素敵。

『ザ・クラウン』のときもすごく上手いなと感心しましたが、本作を観てすっかりファンになってしまいました。どちらかといえば男性より、女性ファンが多いタイプの女優かもしれません。

物議を醸した小説

本作はイギリスの作家D・H・ローレンスの原作を基に製作されています。

ローレンスは性描写の激しい赤裸々な内容の小説が多い作家として知られ、『チャタレイ夫人の恋人』も性描写が問題になり各国で発禁処分になっています。

日本版の翻訳は1950年に伊藤整訳で小山書店から発行されましたが、発禁処分になりました。翻訳家と出版社社長が罪に問われ、被告側が最高裁判所で敗訴し絶版となっています。

1973年に講談社から、羽矢謙一訳で無修正版が初めて発刊されました。ここまで物議を醸した小説とは、一体どれだけすごいのか読んでみたい気もします。

チャタレー事件
イギリスの作家D・H・ローレンスの作品『チャタレイ夫人の恋人』を日本語に訳した作家伊藤整と、版元の小山書店社長小山久二郎に対して刑法第175条のわいせつ物頒布罪が問われた事件。日本国政府と連合国軍最高司令官総司令部による検閲が行われていた、占領下の1951年に始まり、1957年の上告棄却で終結した。(引用元:チャタレー事件



『チャタレイ夫人の恋人』まとめ

今回初めて視聴しましたが、『チャタレイ夫人の恋人』=エロい映画というイメージがすっかり崩れ去りました。官能的なシーンはすごく多いですが、本当の愛を描いたピュアな恋愛物語という印象です。

恋愛映画としては見応えがあるし、特に女性は好きなタイプの物語だと思います。Netflixに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪