Netflixドラマ『ザ・プレイリスト』Spotifyの創業を描く、エキサイティングなスタートアップ物語♪

出典:https://www.netflix.com/

音楽ストリーミングサービス「Spotify」の創業を描く、超おもしろいスタートアップ物語。実話とフィクションを交えたエキサイティングなストーリーは、多くの人を魅了するはず!本作のキャストや見どころなどを、ネタバレなしで早速チェック♪



『ザ・プレイリスト』概要

製作・配給:Netflix
配信日:2022年10月13日
ジャンル:スタートアップ、ヒューマン・ドラマ、音楽
製作国:スウェーデン
話数:全6話、1話約50分
日本語吹き替え:なし

『ザ・プレイリスト』あらすじ

2004年のスウェーデン、ダニエル・エクはプログラマーとしてGoogleの仕事に応募するが、大卒資格がないため断られてしまう。

ダニエルはプログラマーとしては優秀で、チラシやクーポンを閲覧できるサイト「アルバティゴ」を開発し成功を収める。

2000年代前半は世界中で音楽の違法ダウンロードが盛んで、音楽業界はCDの売り上げが落ち深刻な状況に陥っていた。

ダニエルは合法かつ無料の音楽サービスを開発しようと、起業家のロレンソンと共に「Spotify」を立ち上げる。

優秀なプログラマーを雇いサービスの土台はできつつあったが、音楽著作権の問題がSpotifyの前に立ちはだかる。

『ザ・プレイリスト』感想&評価

ROTTEN TOMATOES:批評家スコア100% 視聴者スコア81%
IMDb:7.5(10点中)
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆

毎日愛用しているSpotifyの創業物語とあって興味深く鑑賞し、感想は一言で言うとめちゃくちゃおもしろかったです!!

本作を見るまで筆者は、Spotifyがスウェーデンの会社なのも知らなかったという…(汗)。

個人的にスタートアップ物語がすごく好きで『シリコンバレー』にもハマりましたが、本作も負けないくらいのおもしろさで大満足♪

実話とフィクションを混ぜているところもよく、全6話構成で各エピソードごとに語り手が変わるのがおもしろかったです。

当時の音楽業界や違法ダウンロードの問題について、詳しく描かれていているのも興味深い。

テンポのいいストーリー展開でさまざまな人物の視点から描かれ、最初から最後まで飽きることなくイッキ見してしまうはず。

普段英語圏以外のドラマはあまり見ないという、海外ドラマファンにもおすすめ!

本作の内容と全然関係ありませんが、スウェーデン人はいきなりスウェーデン語から英語に切り替えられるのがすごい!と感心してしまいました。

Spotifyを愛用されている方や、スタートアップ物語が好きな方にぜひおすすめです!


『ザ・プレイリスト』キャスト

ダニエル・エク(エドウィン・エンドレ)

Spotifyの創業者でCEO。合法かつ無料の音楽サービスを作ろうと奔走するが、さまざまな問題にぶち当たる。

マーティン・ロレンソン(クリスチャン・ヒルボリィ)

ダニエルにSpotifyのための資金を出資した共同創立者。型破りな性格だが、弁が立ち交渉術に長けている。

アンドレアス(ヨエル・リュッツォウ)

ダニエルが抜擢するプログラマー。SpotifyのCTO(最高技術責任者)になるが、ダニエルに無理難題を突き付けられる。

スンディン(ウルフ・ステンバリ)

スウェーデンのソニー・ミュージック社長。違法ダウンロードに悩まされるなか、ダニエルから無料かつ合法のSpotifyの開発を打診される。

ペトラ・ハンソン(ギゼム・エルドアン)

Spotifyの弁護士。音楽著作権に詳しく、Spotifyの現在のビジネスモデルを築いた人物。

ボビー・トマソン(ヤ二ス・カヴァンデル)

ダニエルの幼馴染でミュージシャン。才能があり注目されているシンガーで、仕事の後にバーやクラブで歌っている。

 

『ザ・プレイリスト』見どころ・解説・考察

Spotifyとは?

 

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2006年にスウェーデンで創業した音楽ストリーミングサービス。当時ダウンロードが主流だったのに対し、バッファリングなしの即時性のプレーヤーを開発し、音楽業界に革命をもたらしました。

2021年7月時点で3億6500万人のユーザーを誇る、世界最大手の音楽ストリーミングサービスです。

違法ダウンロード全盛期

若い世代の方は知らないかもしれませんが、2000年代前半は違法ダウンロード全盛期でした。

いくつものダウンロードサイトが存在し、ダウンロードした音楽をCDにコピーできたため、音楽業界のCDの売上に大打撃を与えて大きな問題になりました。

ドラマ内に登場するスウェーデンの違法ダウンロード「パイレート・ベイ」も実在し、アメリカでは違法ダウンロードの最大手ナップスターとメタリカの裁判が有名です。

若い世代にとって本作で描かれている音楽業界と違法ダウンロード・サイトのバトルは、新鮮に映るのではないでしょうか。まさにこの違法ダウンロードの存在が、Spotifyができるきっかけになったわけです。

実話とフィクションを交えたスタートアップ物語

 

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本作は実話とフィクションを交えた構成になっていて、創業に関する部分は実話でダニエルやロレンソンも実名です。

ダニエルの幼馴染でシンガーのボビーTは架空の人物のため、彼女に関するストーリーはフィクションになっています。

実話にこだわり過ぎていないのが逆に功を奏した印象で、Spotifyでこれから起こるかもしれない未来の問題も描かれているのが興味深い。

スタートアップに伴う人間関係、問題や障害を乗り越えていく過程を、テンポよく描いて最後まで飽きさせません。

無料&合法にこだわる理念をつき通し、理想のストリーミングサービスを作ろうと突っ走る姿がカッコいい!

6人の視点で描く

出典:https://www.theguardian.com/

各エピソードごとに、CEO、音楽業界の社長、弁護士、プログラマー、共同設立者、ミュージシャンの6人の視点で描かれています。

まさにプレイリスト的な構成がおもしろく、1話ごとに主役が変わり、エピソードの最後に次のエピソードの主役が繋げていく展開も絶妙です。

ひとつの出来事でも、人が変われば視点も変わるというのがよく分かる描き方が見事でした。

全6話ではちょっと短かったかな?という印象で、全8話構成だったらもっと満足できたかなという気がします。

音楽業界の裏側

音楽業界に革命をもたらしたSpotifyの創立ドラマだけあり、音楽業界の裏側を垣間見れるのも興味深い。

アヴィーチーが登場したり、たくさんのミュージシャンの名前も登場します。

特に最終話で描かれるSpotifyの未来の話は、音楽業界やSpotifyなどのサブスクが抱える問題にズバッと切り込んでいて見応えがありました。

違法ダウンロードの2000年代から時代が変わり、Spotifyの次は何が来るんだろう?これ以上のレベルのものがさらに登場するのか?など想像が膨らみました。

何だか時代の流れを感じるドラマで、個人的には2000年代の音楽や思い出が一気に蘇ったのもよかったです♪


『ザ・プレイリスト』のネット上での評判は?

『ザ・プレイリスト』まとめ

ものすごくおもしろくて大満足でした!スタートアップ物語としては上出来の仕上がりで、やっぱりスタートアップを描いたドラマは、さまざまなドラマが絡んでおもしろい!

今度はNetflix創立ドラマを作ってほしいですね。『シリコンバレー』や『We Crashed ~スタートアップ狂騒曲~』などが好きな方にぜひおすすめです。

Netflixに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪

 

 

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