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スーパーヒーローを育成する大学「ゴドルキン大学」を舞台にした、『ザ・ボーイズ』のスピンオフドラマ。本家に負けないグロさ&アクションと、スリリングなストーリーは必見です。シーズン1のあらすじ・キャスト・感想などを、ネタバレあり&なしで早速チェック!
『ジェン・ブイ』概要
配信日:2023年9月29日
原題:Gen V
ジャンル:アクション、サスペンス、ヒューマン・ドラマ
製作国:アメリカ
話数:全8話 1話約45分
日本語吹き替え:あり
『ジェン・ブイ』あらすじ(ネタバレなし)
※9月29日に第1~3話が配信され、翌週より毎週金曜日に1話ずつ配信されます。
第1話:ゴドルキン大学
マリー・モローは12歳の時に能力者としてのパワーに目覚めるが、そのことが引き金で悲劇に見舞われてしまう。スーパーヒーローを育成する大学「ゴドルキン大学」へ入学が決まるが、マリーの想像とは違う大学生活が待ち受けていた。
第2話:初日
ある人物の死により大学とヴォード社は大きな損失を受けることになり、ヴォート社はマリーを次世代の人気ヒーローにしようと目を付ける。アンドレとケイトは大学に隠された、ある謎を追うことになる。
第3話:#ブリンク追悼
大学で追悼ガラが開催されることになり、マリーは大学部長のシェティと参加する。アンドレは大学の秘密を探るため、地下に潜入してほしいとエマに協力を頼む。
第4話:真実の全貌
ゴールデンボーイの死について、ゴドルキン大学のOBのテックナイトが調査に訪れる。エマとサムは「森」から逃げ出すが、サムは自分を痛めつけたカルドーサに会いに行く。
第5話:モンスタークラブへようこそ
マリー達はなぜか数日間の記憶が消えていて、エマはサムと「森」から逃げた記憶がなかった。みんなはルーファスを疑うが、サムはある人物の名前をエマに伝える。
第6話:ジュマンジ
みんなはケイトの意識の中にはいりこむことになり、さまざまな出来事を追体験する。カルドーサは能力者にだけ感染するウィルスを研究中だったが、感染させた能力者に異変が起こってしまう…。
第7話:病
シェティはカルド―サにウイルスを空気感染させるように改良しろと命じ、マリー達はシェティの企みを暴こうとオフィスに侵入する。マリーは副大統領選に出馬中のヴィクトリア・ニューマンに会いに行く。
第8話:ゴドルキンの守護者たち
ケイトは「森」を解放しに行くが、マリー達は止めようと後を追いかける。ヴォート社はルークの事件で入学希望者が減っているため、セブンに入れる新メンバーの候補を探す。大学は「森」から解放された能力者によって、パニックに陥る。
『ジェン・ブイ』感想&海外評価(ネタバレなし)
IMDb:8.2(10点中)
おすすめ度:★★★★★
ストーリー:★★★★★
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆
筆者は『ザ・ボーイズ』の大ファンなのですごく楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない仕上がりで大満足!本当にめちゃくちゃおもしろくて、思わず興奮してしまいました。
『ザ・ボーイズ』と同じ世界観を共有している、本家に負けないグロさと危なさが最高です!『ザ・ボーイズ』に登場するセブンのメンバーや本家からのキャラも顔を出していて、ボーイズファンにはたまらない仕上がり。
セブン入りを目指すゴドルキン大学の生徒たちの熾烈な競争と、彼らの過去やヒーローとしての能力がうまくシンクロして描かれていておもしろい。
大学に隠された謎を追うミステリー展開もあり、すごく魅力的なストーリーになっています。本家同様思わず目をそむけたくなるグロいシーンが多発するので、『ザ・ボーイズ』を未見の方はびっくりするかもしれません。
『ザ・ボーイズ』を観ていなくても分かる内容ですが、世界観を共有していて本家とのクロスオーバーもあるので、『ザ・ボーイズ』を視聴しているほうがさらに楽しめます。
『ザ・ボーイズ』ファンの期待を裏切らない、危なさとスリル満点のアクション・ドラマに仕上がっていて超おすすめ!
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『ジェン・ブイ』キャスト
マリー・モロー(ジャズ・シンクレア)
ゴドルキン大学の新入生。血を操る能力を持つが、そのことで悲しい過去を経験している。ある事件をきっかけに、大学とヴォート社の注目を集めることになる。
ルーク・リオーダン(パトリック・シュワルツェネッガー)
ゴドルキン大学の生徒ランキングNO.1で、別名ゴールデン・ボーイ。体を発火させる能力があり、その人気と能力からセブン入りが見込まれている。
エマ・マイヤー(リジー・ブロードウェイ)
マリーの大学寮のルームメイトで、小さくなる能力がある。リトル・クリケットという名前で、小さくなった自分の動画をYoutubeで配信している。
アンドレ・アンダーソン(チャンス・パードモ)
父親はスーパーヒーローのポラルティで、ルークの親友。磁気を操る能力があり、大学の秘密を探っていく。
ジョーダン・リー(男性:デレク・リュ 女性:ロンドン・ソア)
男性と女性の両方の性別を操る、両性具有の能力を持つ。成績優秀でルークの次に期待されている生徒で、ブリンク教授の助手をしている。
ケイト・ダンラップ(マディ・フィリップス)
ゴドルキン大学の3年生で、ルークの恋人。人に触れることで相手のマインドを操る能力がある。
サム(エイサ・ジャーマン)
大学から脱走を試みる生徒。怪力の持ち主だが、自分の感情とパワーをうまくコントロールすることができない。
インディラ・シェティ(シェリー・コン)
ゴドルキン大学の大学部長。エマに目をかけて、個人的に親しくなっていく。
『ジェン・ブイ』全あらすじ・ラスト結末(ネタバレあり)

出典元:https://www.comingsoon.net/
マリー・モローは12歳で初潮を迎えたとき、能力者の能力に目覚める。血を操る能力があるがあやまって両親を殺害してしまい、妹は養子に出されそれ以来は会っていなかった。マリーはゴドルキン大学に合格し、小さくなる能力のあるエマとルームメイトになる。アンドレはマリーをセブンタワーのパーティーへ誘い、そこでアンドレがアクシデントで女性客に大怪我をさせてしまうが、血を操れるマリーが出血を止め女性の命を助けた。
その動画が拡散され、マリーは一躍注目の的となる。マリーはこの事件の責任をブレイク教授に取るようにと退学を命じられるが、学園の秘密を知ったルークがブレイク教授のもとへ現れ教授を焼き殺してしまう。それを見たマリーをルークは追いかけ、ジョーダンがルークを止めようとするがルークは制御できない状態になってしまう。思いつめたルークは自分を燃やして自殺を図ってしまう。
アンドレはルークが「森」について話していたことが気になり、ケイトと共に森について調査する。アンドレはルークの携帯電話を見つけ、残された動画を見てルークの弟のサムが生きていることを知る。大学の地下には秘密の施設があり、何か実験が行われているようだった。アンドレはエマに小さくなって大学の地下に潜入して探ってほしいと頼み、ブレイク教授の追悼ガラの日にルークの弟のサムを見つける。
エマとサムは「森」から抜け出すが、サムのジェイソン・リッターによる幻聴で自分を痛めつけたカルドーサに会いに行く。大学のOBのテックナイトがゴールデンボーイの死を調査しに来るが、学部長のシェティにサムが逃げ出したことをヴォート社に伏せる代わりに罪を被れと言う。シェティはテックナイトの弱みが映った映像を入手し、大学を出て行かないと映像を流すと脅す。サムはカルドーサの家へ行き暴れるが、マリー達が現れて阻止する。
マリー達はなぜか数日間の記憶がなくサムのことも覚えておらず、サムはみんなが記憶を消されたと言う。エマはサムに会いに行くと、ケイトがルークの記憶を消されていたと言う。マリーとジョーダンはルーファスに話を聞きに行くが、エマからの電話でケイトが犯人だと知る。ケイトはシェティ学部長に頼まれ、みんなの記憶を消していたのだった。
ケイトはシェティの企みと「森」の目的は知らないと言い、マリーはシェティに確かめるべきだと提案する。カルドーサは能力者にだけ感染するウィルスを開発中で、ウィルスを投与された能力者は能力を制御されてしまう。ウィルスを投与された能力者が死んでしまい、シェティはこのウィルスに感染力をつけるようにカルドーサに命じる。
シェティはホームランダーが引き起こした墜落事故で夫と娘を亡くし、能力者を無力化させる計画を画策していた。マリーは副大統領に出馬中のヴィクトリア・ニューマンに会いに行き、「森」で行われている人体実験について話す。シェティはマリー達に、大学の目的は能力者を研究するのが目的だと話し、自殺してしまう。カルドーサはニューマンにウイルス研究について相談するが、ニューマンはウイルスを受け取った後カルドーサを射殺する。
ケイトとサムは「森」を解放し、閉じ込められて居た能力者たちが大学をパニックに陥れる。アンドレは父親の検査結果から、能力を使うことで脳神経に影響を及ぼしていることを知る。ヴォート社の理事達が大学に集まる中、大学内のパニックはさらに大きくなり、アシュリーはマリーに事態を収拾したら妹に合わせると約束する。
ケイトがジョーダンにパワーを使おうとしたため、マリーがケイトの腕を吹き飛ばす。事態が収拾したところへホームランダーが現れ、マリーを倒す。マリーが目を覚ますと、アンドレ、エマ、ジョーダンと一緒にドアのない部屋に閉じ込められていた。ブッチャーが「森」に現れ、「見事なクソどもだ」とつぶやいて不気味な笑いを浮かべる。
『ジェン・ブイ』見どころ・解説・考察(ネタバレあり)
ゴドルキン大学とは?
At Godolkin University, we ask “What kind of super are you?” Find out today on our website, with a quiz that declares if you’re School of Crimefighting or School of Performing Arts. And check back next week for somewhat affordable merch! https://t.co/UJojNaZF2K pic.twitter.com/CnFzumQadx
— Vought International (@VoughtIntl) September 6, 2023
『ジェン・ブイ』の舞台となるのがゴドルキン大学で、能力者たちを育成するスーパーヒーロー専門大学です。入学できるのは能力者だけで、悪と戦う犯罪対策学部が一番の人気。
それ以外では演劇部門などがあり、スーパーヒーローが登場するドラマや映画への出演が可能。生徒はみんなヴォート社のエリートチーム「セブン」のメンバーになることを目指していて、セブン入りを果たすには犯罪対策学部へ入るのが一番の近道です。
大学で一番注目されているのが学生ランキングで、生徒の能力や人気、SNSでの影響力などトータルで採点されランキングが決まります。
1位はルークことゴールデン・ボーイで2位はジョーダンでしたが、ランキングは常に入れ替わり、生徒は毎回ランキングに一喜一憂することになります。
ヴォート社も学生ランキングに注目し、NO.1のゴールデン・ボーイがセブン入りに決定するなどかなりの影響力を持つことが分かります。
ルークの自殺後、次の人気ヒーローを探すヴォート社広報部のアシュリーは、ジョーダンは両性具有のアジア人で地方受けが悪いとか、アンドレとマリーは黒人票を集められるとか言いたい放題でかなりえげつない…。裏を返せば、それだけ学生ランキングがヴォート社に影響を与えているとも言えます。
生徒たちの能力
God U’s best and brightest. #GenV pic.twitter.com/yUKlCconiZ
— Prime Video (@PrimeVideo) September 30, 2023
マリーは初潮を迎えた12歳の時初めて血を操る能力に気付きますが、初めての経験からあやまって両親を殺害してしまいます。思い出したくない大きなトラウマとなり、何度もその光景がフラッシュバックで現れることに…。
もう誰も傷つけたくないと低姿勢で目立たないようにしていたものの、大学で一躍注目されることになるという皮肉な展開になります。
ジョーダンは男女の性別を使い分ける能力があり、一方の性は強靭な肉体を持ち、もう一方はエナジー・ブラストを出す能力と二つのパワーを持ち合わせているのが特徴です。
アンドレは磁気を操る能力があり、ケイトは人に触れることで相手のマインドを操ることができますが、能力を使いすぎると失神してしまうのが弱点。
エマは小さくなる能力の持ち主で、小さくなるためには吐き続ける必要があり、逆に元のサイズに戻るには食べ物が必要。そのため摂食障害の噂が流れてしまうなど、能力を扱うのにもさまざまな悩みがつきまとうことが分かります。
みんなの能力と過去がうまくストーリーに結びついて、より物語をおもしろくしているのは間違いありません。
大学の秘密「森」とは?
第1話で出演者の中で一番知名度の高い、ルーク役のパトリック・シュワルツェネッガーがいきなり死んでしまうと言う仰天展開にビックリ。その後もルークは回想シーンで登場しますが、ルークの掴んだ大学の謎が物語のキーポイントになっています。
ルークはサムという弟がいて同じ能力者ですが、自分の能力をコントロールできず精神的に病んで自殺したと聞かされていました。実はサムが大学の地下にある「森」に捕らわれていて、人体実験が行われている情報を掴みます。
「森」では研究者のカルドーサが能力者にウイルスを投与して、能力を制御する研究を行っていることが判明。シェティはウィルスに感染力をつけるように命じますが、シェティはホームランダーが引き起こした飛行事故で家族を失い能力者を無力化させようと画策していました。
ところがシェティが死んでしまい、このウィルスはビクトリア・ニューマンの手に渡ることに…。シーズン2はビクトリアがこのウィルスを使って、何を企んでいるのかもポイントになりそうです。
最終話ではケイトとサムが「森」を開放して、閉じ込めれれていた能力者達が大学内で大暴れ。解放された森がその後どうなるのかも、次シーズンでどう描かれるのか気になります。
『ザ・ボーイズ』とのクロスオーバーは?
This 7/7, we salute the greatest Super team ever assembled. Even with heroic sacrifices and unfortunate betrayals, The Seven has NEVER been stronger. Sole captain Homelander continues his search for new heroes to replenish the team’s ranks as we speak! pic.twitter.com/VSfFjXpBbB
— Vought International (@VoughtIntl) July 7, 2023
『ジェン・ブイ』は『ザ・ボーイズ』のスピンオフで、どれだけ本家とのクロスオーバーがあるのかも気になるところ。
第3話までにはAトレイン、マデリン、ディープなどがチョイ役で出演し、ニュース映像にホームランダーやクイーン・メイヴが登場しています。
ゴドルキン大学の学部名に、ランプライターやクリムゾン・カウンテスの名前が付けられているのもおもしろい。本家とのクロスオーバーも、『ジェン・ブイ』を観る楽しみのひとつになっています。
『ジェン・ブイ』のタイムラインと『ザ・ボーイズ』シーズン4への影響力
『ジェン・ブイ』の時間軸は、『ザ・ボーイズ』シーズン3のエンディングのすぐ後の設定になっています。第1話の冒頭で「スターライトがセブンを去ってから…」と言及されていて、スターライトはシーズン3の後半でセブンを正式に辞めています。
ニュース映像では破壊されたセブンタワーが映っており、シーズン3のソルジャーボーイとの戦いで破壊されたのはご存じの通り。
『ジェン・ブイ』の時間軸は『ザ・ボーイズ』シーズン3の直後なのは明らかで、セブンタワーはまだ再建中であり、ビクトリア・ニューマンが絡む大統領選はまだ続いています。
キャストやスタッフのインタビューによれば、『ザ・ボーイズ』シーズン4は『Gen V』の後に描かれ、スピンオフがシーズン間の橋渡しの役割を果たすようです。
米サイトDeadlineによると、ショーランナーのエリック・クリプキも以前、『ザ・ボーイズ』が『ジェン・ブイ』のストーリーを シーズン4に 引き継ぐことを認めてます。
『ジェン・ブイ』の物語が『ザ・ボーイズ』シーズン4に引き継がれることになれば、さらにクロスオーバーが増えて『ザ・ボーイズ』ユニバースが拡大することになりそうです。
シーズン2への更新が決定!
Attention all God U students, Gen V is officially coming back for Season ✌️ pic.twitter.com/cyUuAPq97k
— GEN V (@genv) October 19, 2023
Amazonスタジオは『ジェン・ブイ』のシーズン1が終了する数週間前に、シーズン2の更新を発表しました。
130カ国以上でプライム・ビデオのナンバーワン・シリーズとなり、視聴率のよさと人気が早期シーズン更新への決め手となったようです。ソーシャルメディアの投稿では、主要キャスト達がこのニュースに興奮気味に伝えています。
参照記事:When Gen V Is Set In The Boys’ Timelin
『ジェン・ブイ/Gen V』シーズン2で答えて欲しい12個の疑問点
シーズン2で答えて欲しい12個の疑問点と共に、『ジェン・ブイ』が『ザ・ボーイズ』シーズン4にどう影響するかも考察しています♪
『ジェン・ブイ』のネット上での評判は?
『ジェン・ブイ』ep2まで。若きヒーローたちの学園生活。若者たちみんなイイね!初っ端から勢い凄い!!!下品でバイオレンス、血の量たっぷり。The Boys未見でも楽しめると思うけど、世界観は地続きで最新シーズンまでのネタバレやキャスト続々なので観ておいた方が100%楽しめる💥#GenV #PrimeVideo pic.twitter.com/Wt6lrmsFf9
— まゆまゆ (@caramelholic) September 29, 2023
GEN V (ジェン・ブイ)Ep3まで
めっちゃおもろいスピンオフ作品!本家のThe Boys に負けないゴアと社会的要素盛りだくさん。”スーパーパワー”が自傷行為や摂食障害、性同一性障害の暗喩となるのはうまいと思った。
あと主人公が血を操るので実写赤血操術
これは今後の展開が気になる! pic.twitter.com/3Q3DpFoFGI— Bec (@bec0802) September 29, 2023
『ジェン・ブイ』まとめ
期待していた以上の仕上がりで、すごくおもしろかったです!『ザ・ボーイズ』ファンは必見のドラマで、『ザ・ボーイズ』未見でも内容は問題なく分かるし楽しめます。
グロさマックスなので要注意ですが、スリル満点のインパクトのある海外アクションドラマが好きな方におすすめ!Amazonプライムに加入されている方は、ぜひチェックしてみてください♪
『Gen V/ジェン・ブイ』が好きな方におすすめのドラマレビュー記事↓