昔に比べるとアジア系俳優が活躍する海外ドラマが急速に増えていて、同じアジア人として彼らの活躍はうれしい限り。今回はアジア系俳優が主要キャストで出演し、印象的な役を演じているおすすめ海外ドラマ15作品を俳優と共に紹介します♪
アジア系俳優が活躍するおすすめ海外ドラマ15選
最近は主演キャストにアジア系俳優を起用するだけでなく、主要キャストが全員アジア系という海外ドラマも少なくありません。多様性を意識した作風が当たり前になり、作品の配役にも大きな変化が訪れました。
配信サービスが世界中に普及し、視聴者のグローバル化が影響しているのも事実です。10年前では考えられなかった現在の状況は、同じアジア人としてはうれしい限り。
アジア系俳優達に大きなチャンスが訪れたと言え、これからますますアジア系俳優が活躍する作品が増えていくのは確かです。
これからどんな次世代のアジア系スターが誕生するか楽しみですね♪今回は海外ドラマでアジア系俳優が主要キャストで出演し、印象的な役を演じているおすすめドラマを15選紹介したいと思います
アンドリュー・小路(ウォリアー)
19世紀のサンフランシスコを舞台に中国系ギャングの抗争をディープに描いた、ブルース・リーの原案を基にした超絶カッコいいドラマ。
中国からアメリカへ姉を探しに来たア・サームが、マーシャル・アーツの腕を見込まれ中国系ギャングのホップ・ウェイのメンバーとなり、ギャング抗争、サンフランシスコ警察、アイルランド移民との対立など、人種差別の激しい時代を生き抜いていく傑作ドラマです。
筆者大絶賛の血が騒ぐようなスリルとアクション満載の、熱狂してしまうようなドラマで超おすすめ!
この投稿をInstagramで見る
主役のア・サームを演じているアンドリュー・小路は、父親が日本人、母親がイギリス人の日系イギリス人。
アンドリューが子供の頃に両親が離婚し母親に育てられましたが、現在も日本語の家庭教師をつけて日本語を勉強し、日本を旅行したりと自分の日本のルーツをすごく大切にしています。
ア・サーム役を獲得するまでは無名の俳優で、下積み時代が長く転職を考えていたとき、母親とエージェントに説得され『ウォリアー』にオーディション・テープを送ったところ見事主役を獲得。
『ウォリアー』出演後は、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』『ブレット・トレイン』といった大作に主要キャストで出演しています。
ブルース・リーの再来と言われ、『ウォリアー』シーズン2では超絶クールなヌンチャク・シーンを披露し、その研ぎ澄まされたアクションに目を奪われてしまうはず。
ドラマ内で鍛え抜かれた肉体美とテコンドーや少林拳を学んだ、本場仕込みのマーシャル・アーツを披露して超カッコいい♡
筆者は『ウォリアー』とアンドリュー・小路のカッコよさに、完全にノックアウトされてしまいました!
ダレン・バーネット(私の初めて日記)
インド系アメリカ人のデービーが負け組から勝ち組へと成長していく過程を、ユーモアたっぷりに描いた爆笑青春ドラマ。
インド系アメリカ人のデービーが彼氏を作ろうと行動を開始し、学校の人気者パクストンに近づくことから始まる騒動を描く大人も楽しめる青春ドラマです。
デービーが狙いをつける人気者のパクストン・ヨシダは、日本人のクオーターでおじいちゃんが日本人という設定。
少し前のアメリカ青春ドラマと言えば、学校のモテ男は金髪白人のフットボール選手という設定が当たり前でしたが、本作は水泳部の日系人ヨシダ君が学校のアイドルというのがおもしろい。
この投稿をInstagramで見る
パクストンを演じているのが日系俳優のダレン・バーネットで、一見アジア系には見えないものの、ダレンの母親は日本とスウェーデンの血を引いている日本人のクォーターです。
ダレンは自分が日本の血を引いていることを誇りに思っており、エンターテインメント界におけるアジア系と太平洋諸島系コミュニティの功績を称えるUnforgettable Galaにも招待されています。
ダレンは多くの素晴らしい才能を持つアジア系アメリカ人アーティストを称える式典に参加できたことをとても光栄に思うと、感謝の言葉をインスタグラムで述べています。
若い頃のマイロ・ヴィンティミリアに似ている!と思っていたら、『This Is Us』でマイロ演じるジャック役の若い頃を演じています。
ジミー・O・ヤン(シリコンバレー)
シリコンバレーを舞台に、起業を目指す若者たちの奮闘を描いた傑作コメディ・ドラマ。
シリコンバレーで働くエンジニアのリチャードは、画期的な「データ圧縮アルゴリズム」を開発し、自分の会社「パイド・パイパー」を設立して熾烈な競争のシリコンバレーをサバイバルしていく物語。
下ネタ満載の超笑えるコメディ・ドラマですが、起業して成功を目指すオタクたちがかっこいい!
キャラクター設定が最高におもしろく、なかでも異色の存在感を放つのが全6シーズンに渡って登場した中国人のチアン・ヤン。
彼の超下手くそな英語にみんなが振り回される展開が最高に笑えて、シーズンを重ねるごとに彼の英語力と存在感がアップしていきます。
後半は「パイド・パイパー」を敵に回す悪役になる、まさにシリーズになくてはならない存在に。
View this post on Instagram
チアン・ヤンを演じるのはコメディアンのジミー・O・ヤンで、香港生まれで13歳まで香港で過ごしたことから多少英語にアクセントが残っているのが特徴です。
『シリコンバレー』はチアン・ヤンなくしては語れないほどですが、ジミーにとってもチアン・ヤン役なくしては彼の成功はなかったと言えるかもしれません。
上記で紹介したダレン・バーネットとは、2021年のNetflix映画『ラブ・ハード 』で共演。ジミーのYoutubeの料理番組『ジミーズ・キッチン』にダレンが出演し、二人で一緒に日本のカレーライスを作っています。
カレーなのにジミーがご飯を炊くのを忘れていたというハプニングがあって、超笑いました(笑)。二人で菜箸を使いながら、カレーライスを料理している姿が何ともかわいらしい。
『シリコンバレー』で大出世した後は映画やドラマの他に、自身のアメリカ移民の体験を元に執筆した『How to American: An Immigrant’s Guide』を出版するなど多方面で活躍中です。
ミドリ・フランシス(ダッシュ&リリー)
クリスマスのニューヨークを舞台に、一冊のノートがきっかけで交換日記を始める男女の恋を描いたとってもキュートなロマンチックコメディ。
ニューヨークにあるストランド書店の常連客ダッシュが書店で赤いノートを見つけ、ノートを隠した女性リリーに出会うまでを描く物語。
ダッシュとリリーがノートを交換しながらお互いを知っていく過程がおもしろく、主役の二人がなかなか出会わない設定にワクワクします。
View this post on Instagram
主役のリリーを演じているのが日系人女優のミドリ・フランシスで、父方が日本系、母方がアイルランド系とイタリア系の血を引いています。
『ダッシュ&リリー』で初めて主役を演じ、その後は『セックスライフ・オブ・カレッジガール』や『グレイズ・アナトミー』のシーズン19で主要キャストで出演。
『ダッシュ&リリー』でリリーは日系アメリカ人の設定で、お正月のおとそやお年玉など日本文化も登場します。
ダッシュがリリーの交換日記の指示で日本人女性たちとお餅のお菓子を作るシーンでは、坂本九の「上を向いて歩こう」が流れていたりと海外ドラマで描かれる日本の文化がおもしろい。
リリーの兄役は日系人俳優のトロイ・イワタ、ちょっと厳しいおじいちゃん役は日系俳優のジェームズ・サイトウが演じています。
アリ・ウォン(BEEF)
あおり運転から始まる復讐劇を描いた、アジア系俳優が総出演するダークコメディ。ダニーはある日駐車場で高級車と接触しそうになり、相手の運転手の態度に腹を立てカーチェイスに発展するが見失ってしまう。
起業家のエイミー・ラウだと突き止め、そこから二人の復讐心が家族をも巻き込む事態へと発展していくことに…。
主要キャストが全員アジア系ながらNetflixで大ヒットし、作品の評価もすこぶる高い秀作ドラマに仕上がっています。主役のダニーをスティーヴン・ユァン、エイミーをアリ・ウォンが演じています。
View this post on Instagram
今回紹介するのは、ダニーと対立するお金持ちの起業家エイミーを演じたアリ・ウォン。
アリはサンフランシスコ出身の中国系アメリカ人で、大学卒業後スタンダップコメディアンとしてさまざまな舞台に立って修行。
Netflixのスタンドアップ・コメディ『アリ・ウォンのオメデタ人生?!』と『アリ・ウォンの人妻って大変!』は、批評家から絶賛されています。
映画やドラマでも活躍し、オリバー・ストーン監督の『野蛮なやつら/SAVAGES』、Netflixオリジナル映画『いつかはマイ・ベイビー』、Amazonドラマ『ペーパーガールズ』などに出演し多方面で活躍中です。
アーデン・チョー(パートナートラック)
ヘレン・ワンの小説を基にした、ニューヨークでパートナー弁護士を目指すアジア系女性弁護士の活躍を描くドラマ。イングリッドは韓国系アメリカ人で、ニューヨークの法律事務所で働くシニアアソシエイト弁護士。
パートナー弁護士を目指し仕事一筋で取り組んできたが、以前知り合ったジェフがロンドンから赴任して来て心を乱されてしまうことに…。
リーガルドラマに恋、友情、レイシズムなどの社会問題をプラスして、テンポよく描いた弁護士版『セックス・アンド・ザ・シティ』のような仕上がりです。
View this post on Instagram
主役のイングリッドを演じるアーデン・チョーは、アメリカのテキサス州出身の韓国系アメリカ人。弁護士を目指して大学に進学したものの、そこで演技の魅力に目覚めロサンゼルスに移住して女優を目指して活動を開始。
脇役でドラマや映画に出演後、2014年のテレビシリーズ『ティーン・ウルフ』にキラ役で出演しシーズン4でメインキャストに昇格。
2017年『シカゴ・メッド』シーズン3にイーサン・チョイ医師の妹としてレギュラー出演し、2022年に『パートナートラック』で主役を獲得しました。
2004年のミス・コリア・シカゴ大会で優勝し、化粧品ブランドのクリニークでキャンペーン・モデルも務めた美貌の持ち主。
『パートナートラック』では美貌と知性を武器に、富豪のニックとイギリス人弁護士ジェフとの間で揺れるモテ女子を演じていてとってもうらやましい♪
ウィル・シャープ(ホワイト・ロータス シーズン2)
シチリアの5つ星ホテル「ホワイト・ロータス」を舞台に、富裕層を皮肉たっぷりに描くブラックコメディ。
「ホワイト・ロータス」に滞在する、二組のカップル、娼婦、男三世代が事件に巻き込まれていく見応えのあるドラマに仕上がっています。
特にキャメロン&ダフネ夫妻とイーサン&ハーパー夫妻の、異なるタイプの夫婦の描写がおもしろい。
View this post on Instagram
今回注目するのは二組のカップルのうち、ビジネスで大成功し富裕層の仲間入りを果たしたイーサンを演じるウィル・シャープ。
母親が日本人、父親がイギリス人で、8歳まで日本に住んでいたため日本語が上手い。ウィンチェスター・カレッジとケンブリッジ大学で学び、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団。
2016年にチャンネル4で初放送されたダークコメディドラマ『Flowers』で脚本、監督、主演を務め、作品は高い評価を受け批評家から絶賛されました。
2019年の日英合作のBBCドラマ『Giri / Haji』では男娼のロドニー・ヤマグチ役を熱演し、流暢な京都弁を披露しています。『Giri / Haji』での演技が絶賛され、この演技でBAFTAテレビ賞を受賞。
演技だけだなく脚本と監督も精力的にこなし、2021年に放送されたオリヴィア・コールマン主演のドラマ『ランドスケーパーズ 秘密の庭』を監督しました。
2021年のベネディクト・カンバーバッチ主演の伝記コメディドラマ映画『The Electrical Life of Louis Wain』を監督・共同脚本し、アーティストのルイ・ウェインを演じています。
アシュリー・パーク(エミリー、パリへ行く)
パリを舞台に恋と仕事をがんばるエミリーの日常を描き、世界中の女子の心を掴んだNetflixの大人気シリーズ。
シカゴのマーケティング会社で働くエミリーは妊娠した上司の代わりに急遽パリの会社に転勤になり、初めてのパリ生活をスタートすることに。
フランス語の話せないエミリーが持ち前のバイタリティで、仕事と恋をエンジョイしていく姿が描かれます。
最初はパリ生活が思うようにいかず、ホームシックになったエミリーを助けたのがアメリカ人のミンディで、ミンディのおかげでエミリーのパリ生活が活気を帯びていきます。
View this post on Instagram
ミンディを演じるのが韓国系アメリカ人のアシュリー・パークで、2018年のブロードウェイ・ミュージカル『ミーン・ガールズ』のグレッチェン・ウィーナーズ役では、トニー賞とグラミー賞にノミネートされた実力の持ち主。
ドラマ内でも見事な歌唱力とパフォーマンスを披露し、主役のリリー・コリンズを完全に食ってしまう存在感を発揮しています。
筆者も本作でアシュリー・パークの大ファンになり、毎シーズン登場するミンディの歌のシーンがとっても楽しみ♪高校2年生のとき急性骨髄性白血病と診断され、8ヶ月間入院し病気を克服した経験があります。
アシュリーは『アンブレラ・アカデミー』で知られる俳優のジャスティン・H・ミンの再従姉妹にあたり、共演シーンはないものの二人共『BEEF』に出演しています。
ジョン・チョー(カウボーイ・ビバップ)
1998年に放送された日本アニメを、ジョン・チョー主演でNetflixがドラマ化。スパイク・スピーゲルは宇宙船「ビバップ号」でバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)を生業にし、かつての相棒で親友だったビシャスの魔の手が迫り対決することになります。
アニメ版はもっとハードボイルド&サイバーパンクな雰囲気ですが、ドラマ版はB級アメコミ風の仕上がりで、アニメの世界観を活かしてさらにスケールアップ。
アニメ版の持つ新しいのか古いのか判別しにくい時代感覚とミックス・カルチャーな世界観はそのままに、テンポのいいアクションで楽しませてくれます。
View this post on Instagram
主役のスパイクを演じているジョン・チョーは、韓国生まれの韓国系アメリカ人。コメディもシリアスもこなすハリウッドのアジア系俳優を代表する存在として、長い間活躍しています。
まだアジア系俳優の活躍する場が少なかった90年代に、大ヒット映画『アメリカン・パイ』に出演して知名度を上げました。
2004年のコメディ映画『Harold&Kumar Go to White Castle』では主役を務め、映画も大ヒット。筆者にとってもジョン・チョーは、ハリウッドのアジア系俳優を牽引してきた存在として一目置いている俳優です。
数多くの映画やドラマに出演し、アメリカにおけるアジア系俳優の先駆者的存在として現在も活躍しています。
ローラ・タン(私たちの青い夏)
美しいカズンズ島で繰り広げられるベリーの初恋を描く、胸キュンしてしまうこと間違いなしの女子が大好きな青春&恋愛ドラマ。
眼鏡に歯列矯正していたベリーが成長してきれいになり、幼なじみの兄弟二人を惑わすという胸キュンのストーリーはおばちゃん世代もハマってしまうおもしろさです。
イケメン兄弟を惑わす、韓国系の主人公ベリーを演じているのがローラ・タン。両親がアジア系のルーツを持つことは分かっていますが、どこの国の血を引いてるのかははっきりと説明されていません。
この投稿をInstagramで見る
イケメン兄弟を手玉に取るのも納得のキュートなルックスで、『私たちの青い夏』も大ヒットしてInstagaramのフォロワーはなんと220万人超え!
名門カーネギーメロン大学演劇学部で学び最初の1年を修了した後、『私たちの青い夏』のオーディションでベリー役を獲得しました。
ローラにとって初めてクレジットされた役で、ラッキーなデビューを飾りこれからさらなる活躍が期待される新人女優です。
ジャスティン・H・ミン(アンブレラ・アカデミー)
ダークホースコミックスの原作を基に製作された、異色のスーパーヒーロードラマ。
世界中で妊娠していない女性達が突然出産する事件が発生し、資産家のレジナルド・ハーグリーブズ卿が赤ちゃん7人を養子にし、スーパーヒーロー組織の「アンブレラ・アカデミー」を結成。
地球滅亡の危機を救うミッションを、アカデミー全員で遂行することになる物語。
View this post on Instagram
今回紹介するのはヒーローのうち6号のベンを演じている、ジャスティン・H・ミン。
7人のヒーローのうち唯一の故人で、幽霊として4号のクラウスの周りに出没します。クラウスの良き話し相手でクラウスの体を通じて自分の能力を少し発揮する、ユニークなキャラクターです。
ジャスティンはアメリカのカリフォルニア州出身の、韓国系アメリカ人2世。韓国語が堪能で、『エミリー、パリへ行く』のミンディ役のアシュレー・パークの再従姉妹にあたります。
名門コーネル大学を卒業し、俳優になる前は雑誌のジャーナリスト兼写真家として活躍していました。
2012年に俳優活動を開始しテレビシリーズや短編映画に出演し、2019年に『アンブレラ・アカデミー』でベン役を獲得。
コリン・ファレル主演のSF映画『アフター・ヤン』の主要キャストに抜擢され、2023年のNetflixドラマ『BEEF』に出演しています。
サンドラ・オー(キリング・イヴ)
サイコパス暗殺者とMI6の捜査官の女性二人が火花を散らす、異色のサイコ・スリラー。
イヴ・ポラストリはMI5でデスクワークをしている暗殺者マニアで、ヨーロッパ各地で謎の暗殺が行なわれていることに注目し、暗殺者ヴィネラルの存在を突き止める。
ヴィネラルはイヴに対して異常な執着心を燃やし追い詰めていき、二人の間に好奇心と敵対心が交差する複雑な関係が生まれていく過程がスリリングで最高におもしろい!
View this post on Instagram
暗殺者マニアのMI5局員を演じるサンドラ・オーは、カナダ出身の韓国系カナダ人。
1996年~2002年に放送されたドラマ『Arliss』に計34話出演し、その後高い評価を受けたゴールデングローブ賞受賞映画『サイドウェイ』で主要キャストとして出演。
『サイドウェイ』ではセクシーなアジア人女性の役を演じ、あのルックスがセクシー美人になるのか⁉と当時は正直ビックリし(失礼!)ハリウッドのアジア人の美的感覚の違いを実感…。
その後もセクシー&モテ女路線をキープし、2005年~2013年に『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』でクリスティーナ・ヤン役を演じ、ハリウッドを代表するアジア系女優のひとりとなりました。
その後もテレビドラマ、映画、アニメ、司会者と幅広い活躍を続けています。いろんな意味で期待と夢を抱かせてくれた、アジア系女優の希望の星と言える存在です。
福原かれん(ザ・ボーイズ)
アウトローな人間VS悪のスーパーヒーローを描いた、アメリカン・コミックが原作の異色アクション・ドラマ。
スーパーヒーローを統合する会社「ヴォート社」とスーパーヒーロー軍団「セブン」に恨みを持つ人間たちが、「ザ・ボーイズ」を結成しヒーロー達に復習していく物語。
R18指定のグロさマックスの壮絶なバイオレンスとアクションが見どころで、アクションだけでなく予測不可能な展開の緻密なストーリーが最高におもしろい!
View this post on Instagram
「ザ・ボーイズ」のなかで唯一人間ではない能力者キミコを演じている福原かれんは、日本人の両親を持つロサンゼルス出身の日系アメリカ人。
11年間毎週土曜日に日本語学校に通っていたため日本語が堪能で、ブラッド・ピットと共演した『ブレット・トレイン』でも流暢な日本語を披露しています。
『ザ・ボーイズ』で演じるキミコは言葉を話さない役のため日本語のセリフはないものの、仲間のフレンチーと二人だけに通じる手話で会話しているのが印象的。
福原かれんは『世界のディズニーリゾートへGO』にガレッジセールのゴリのアシスタントとして出演したことがあり、NHK『BSベストスポーツ』に現地リポーターとして出演し日本のテレビ関連の仕事をした経験もあるそうです。
その後2016年の映画『スーサイド・スクワッド』で日本人暗殺者のタツ・ヤマシロ役に抜擢され、超ラッキーなデビューを飾りました。
2019年に『ザ・ボーイズ』のキミコ役を獲得し、2022年では小さい役ながら『ブレット・トレイン』でブラッド・ピットと共演。何年も下積みをするのが当たり前のハリウッドで、ラッキーなキャリアを築いています。
フーン・リー(バンシー)
保安官になりすました犯罪者がバンシーという町で引き起こす事件を描いた、アントニー・スター主演のアクション・ドラマ。
ある男が刑務所から出所し訳ありの人生を送ってきた男は、保安官のルーカス・フッドに成りすまして、バンシーの町の人々をさまざまな事件に巻き込んでいく物語。
元犯罪者のフッドが保安官に成りすますことで、妙な正義感を培っていく人間の二面性を描いたストーリーはハマってしまうおもしろさ。
View this post on Instagram
保安官になっても強盗を働くフッドの仲間の一人ジョブを演じている、フーン・リーのキャラと演技がとにかく強烈!フッドの昔からの仲間のハッカーで、女装が大好きなゲイのアジア人を存在感抜群に演じています。
ドラマ内で派手で奇抜なメイクとファッションを披露して、田舎町のバンシーで目立つのなんのって(笑)。ジョブの奇抜なルックスに、全く無反応&ノーコメントのフッドがある意味すごい。
ジョブのキャラをはじめ、先住民、アーミッシュといったアメリカで迫害されたり異端とされている人々を物語に絡めた多様に溢れたストーリーが素晴らしく、10年前のドラマとは思えない仕上がりです。
ジョブを演じているフーン・リーは韓国系アメリカ人で、ハーバード大学卒業後数々のテレビ、映画、舞台に出演し、2013年のドラマ『バンシー』のジョブ役を獲得し全4シーズンに出演。
2019年の『ウォリアー』で、チャイナタウンの武器商人ワン・チャオ役で主要キャストとして出演しています。
キャサリン・ハエナ・キム(リスキーな結婚相手)
詐欺師とCIAがお互い正体を知らずに恋に落ち、犯罪組織や政府機関を巻き込んでいく犯罪ドラマ。
詐欺師のチャーリーはバーでエマという女性と知り合い恋に落ちるが、エマはCIAのスパイでチャーリーが関わる犯罪組織を捜査中で、二人が犯罪組織や政府機関を巻き込んでいく物語。
View this post on Instagram
マイロ・ヴィンティミリアのお相手を務めるエマ役のキャサリン・ハエナ・キムは、韓国系民の両親を持つ韓国系アメリカ人。
2006年にミス・バージニアとなりキャリアをスタートさせ、『ゴシップガール』『ミストレス』などにゲスト出演。
2019年のドウェイン・ジョンソン主演のドラマ『ballers / ボーラーズ』のシーズン5と、ドラマ『FBI』のシーズン2に出演し知名度を上げました。
2023年の『リスキーな結婚相手』で初めて主役の座を獲得。マイロ・ヴィンティミリアと激しい恋に落ちながらも、お互いに嘘をつきあうリスキーな関係を続ける役を魅力的に演じています。
↓おすすめ海外ドラマ特集をチェックしてみよう↓